江戸の象吉

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 41
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062188739

作品紹介・あらすじ

絵本作家であり、イラストレーターでもある太田大輔氏による、小学高学年から読める、江戸を舞台にした人情劇です。
 とはいえ、人間は一人も登場しません。江戸に住んでいるのはさまざまな動物たち、という大胆な設定です。
 親しみやすいキャラクターたちと、ユーモラスで人情にあふれた物語は、「はじめての時代小説」にぴったりです。
 著者による、墨絵の風合いの挿絵もいっぱい。
 2014年5月19~24日には、青山・ピンポイントギャラリーで原画展が開催される予定です。

●あらすじ
 ここは江戸。でも、人間ではなく、いろいろな動物たちが暮らしている。そこに突然、ゾウの象吉が現れ、その巨体にみんなはびっくり。
 象吉は、日本橋の「魚犬」という魚屋で働くためにやってきたのだった。
 すぐに腹が減って倒れてしまう、という問題はあるものの、力持ちでおおらかな性格の象吉はみんなの人気者に。「魚犬」もすっかり商売繁盛だ。
 しかしそれをねだんだ商売敵、イタチ孫兵衛の策略にはまった「魚犬」は一転して廃業の危機に……。
 そんな「魚犬」の窮地を救ったり、江戸の大火で火消しに活躍したりした象吉。その意外な生い立ちが明らかになる。

感想・レビュー・書評

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  • かわいい動物たちの表紙に惹かれて読んだもの。江戸のようでちょっと違う、どこかの星での話。読み応えあって、おもしろかった。動物たちが生き生きと描かれています。ベトナムから江戸にやってきたというゾウの話が元になっているらしく、作中の事件も実際に起こった事だそう。勉強にもなりました。

  • 読み聞かせ用。象吉がとにかくかっこいい。

  • 「江戸の象吉」っていうタイトルと表紙の絵からもう面白そうで、5年生の娘がぜひ欲しいと購入。
    一度読んだ娘のおすすめで、今度は夜寝る前に1年生の息子と一緒にちょっとずつ読み進めました。
    童話で江戸という舞台設定が新鮮で、さらに登場人物がみんな親しみやすい動物ということで、とても楽しく読めました。
    子どもたちも毎晩「続きが気になるー!」って次の日の読み聞かせを楽しみにしてました。
    ピンチをチャンスに変える心優しい象吉、かっこいい!

  • ★★★☆☆
    長崎から江戸へとやってきた、象の象吉。
    魚屋の棒手振りになって江戸の暮らしを楽しみますが、何やら事件に巻き込まれ・・
    江戸時代の町民の暮らしを動物バージョンで。
    物語はちょっとゴツゴツした感じでした。
    (まっきー)

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著者プロフィール

1953年、東京生まれ。イラストレーター、絵本作家。絵本作品に『絵本 江戸のまち』(講談社)、『カラクリ江戸あんない』(福音館書店)、『ぼくのいまいるところ』(かこさとし著、童心社)、児童文学作品に『江戸の象吉』(講談社)などの作品がある。

「2021年 『絵本 江戸のくらし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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