くるみわり人形 クラシックバレエおひめさま物語

  • 講談社
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本棚登録 : 46
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (98ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062192460

作品紹介・あらすじ

2014年度の大型シリーズ企画「クラシックバレエおひめさま物語」の第2弾です。
 女の子なら誰もがあこがれるクラシックバレエの物語の中から、とくに名作といわれる5演目のヒロインに焦点をあてた、名作バレエ物語の決定版です。
 舞台で演じられるストーリーに沿いつつも、舞台では描かれない情景、心理描写や登場人物たちの会話などを、人気作家が自由な発想で描きます。

●「クラシックバレエ おひめさま物語」ラインアップ
(11月)『白鳥の湖』 小林深雪
(11月)『くるみわり人形』 斉藤洋
(12月)『眠れる森の美女』 藤本ひとみ
(1月)『ジゼル』吉野万理子
(2月)『ドン・キホーテ』 石崎洋司

●シリーズの特色
・児童文学で活躍中の、最高の執筆陣。
・東逸子氏ほか、画家たちも豪華。
・まだバレエを見たことのない子どもたちも、バレエを習っている子どもやバレエファンも、物語を味わって楽しむことができます。
・A5判、96ページ。朝読にもぴったりのボリュームです。
・巻末のコラムで、実際のバレエの見どころや豆知識が身につきます。

●『くるみわり人形』のあらすじ
 クリスマスイブ。シュタールバウム家ではパーティーがひらかれます。主人公の少女クララは、魔法使いのような不思議なおじ様、ドローセルマイアーからくるみわり人形をプレゼントされました。クララはよろこびますが、それをうらやんだ弟のフリッツが、人形をおとしてこわしてしまいます。でも、ドローセルマイアーが魔法で直してくれました。
 夜中になり、クララはくるみわり人形のことが気になって、広間にやってきました。すると突然、クララの体が小さくなり、たくさんのねずみと、おもちゃの兵隊があらわれて、戦争をはじめます。クララはとっさにスリッパで、ねずみの王をたいじしました。そこにたおれていたくるみわり人形をだきあげようとすると、人形は美しい青年に変身したのでした。
「ありがとう、クララ! きみがねずみの女王の魔法をといてくれたんだ!」

 クリスマス気分にあふれた、ファンタジー物語です。

感想・レビュー・書評

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  • バレエのくるみ割り人形はこんなお話なのかな。
    ホフマンの難解なお話をサラリと説明していてわかりやすい。ねずみの王様をやっつけて王子様とお菓子の国に行きましたというだけの絵本が多いので、新鮮。
    クララの家のクリスマスパーティの様子がじっくり描かれていたり、お菓子の国での世界のダンスの様子などまで語られてバレエを観たくなる。
    ただ、語りがややウルサイかな。
    どうでもいいシャレとかツッコミとか、こういうのは苦手。
    あと、くるみ割りさんが王子様というお話をたくさん読んできたので、そうでないのに違和感がある。
    そういえば、サンリオの人形アニメも王子じゃなかったっけ。
    このシリーズ集めちゃおうか!と思うものの、くるみ割り人形ばかり3冊目は・・と躊躇する。

  • 私の初恋の作曲家はチャイコフスキーなんですが、そのきっかけは『くるみ割り人形』です。
    今でも三大バレエで一番のお気に入りです。

    この本は『白鳥の湖』『眠れる森の美女』にくらべて、なんかドタバタしていました。
    ときどきおやじギャグもはいったりして。
    でもそれはそれで面白かったです。

  • 必殺技はスリッパアタック!
    斉藤洋節全開ですが、くるみわり人形って本当にこんな話なのかな?私はこれ以外のくるみわり人形を読んだことがないので比べることができません。
    ちょっと暴走しすぎな気もします。

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著者プロフィール

1952年、東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。1986年、『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞受賞、同作でデビュー。1988年、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞受賞。2013年、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞受賞。「どうわがいっぱい」シリーズの作品に、「もぐら」シリーズ、「ペンギン」シリーズなどがある。

「2022年 『がっこうのおばけずかん シールブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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