自動車評論30年史 俺と疾れ!! 激動の20世紀編

著者 :
  • 講談社ビーシー
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062194129

作品紹介・あらすじ

「理性的に考えれば、日本の最高速度は100km/h。この遅い日本で280km/hの911や250km/hのF355に乗る理由がどこにある?
“あるんだよ。俺たちは自動車好きなのだから”」(本文より)

『ベストカー』に長年連載されてきた人気企画「俺と疾れ」を中心に、同誌に掲載された徳大寺氏の遺稿傑作選です。
激動の20世紀に、クルマはもちろん、ワインや葉巻、旅行など、徳大寺氏が愛したものについて、さまざまな切り口で書かれた一冊となります。珠玉の原稿群から本書は1984~2000年に執筆されたものをセレクト。
日本車が大きく躍進し、世界に追いつき追い越した頃、徳大寺氏は何を語ったのか。当時に思いを馳せながら楽しめます。
(続刊『変革の21世紀編は2015年3月発売です)

感想・レビュー・書評

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  • ベストカーに連載されていた「俺と疾れ」の抜粋抄訳版。好きなことをトコトンして生きる、膨大な学びと経験に裏打ちされた自らの価値観に沿った主張を発言し続けることで世間に影響を及ぼす姿勢。自分の好きな自動車が抱える問題を一部の識者の意識レベルではなく社会的問題にまで昇華させつつ、その問題を抱えた自動車を愛し愉しむ価値観をもっと広めたいという意識で職業を選ぶことになったきっかけ。今読み返すと常に数年先を見据えた事柄に触れているのがわかる。

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著者プロフィール

徳大寺 有恒(とくだいじ・ありつね)
1939年、東京生まれ。2014年没。成城大学経済学部卒。レーシングドライバーを経て自動車評論家に。1976年刊行のベストセラー『間違いだらけのクルマ選び』(草思社)は日本のクルマ社会に一大衝撃を巻き起こした。以降、社会的、文明論的な側面からクルマをとらえたクルマ批評は、数多くの読者を獲得した。著書に『徳大寺有恒のクルマ運転術・アップデート版』『ぼくの日本自動車史』『ダンディー・トーク』(いずれも草思社)、『俺と疾れ‼』(激動の20世紀編/変革の21世紀編、いずれも講談社)、『自動車を変えた言葉』(河出書房新社)、『駆け抜けてきた』(東京書籍)など多数。

「2018年 『文庫 徳大寺有恒ベストエッセイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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