江戸かわいい動物 たのしい日本美術

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 223
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062194334

作品紹介・あらすじ

ころがる子犬、踊る亀、物言うカタツムリ…。江戸人を「きゅん」とさせた「かわいい」動物たちの楽しい「江戸絵画」動物図鑑!

感想・レビュー・書評

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  • 円山応挙の表紙の虎が猫にしか見えないくらいかわいい。アイウエオ順にかわいい動物を紹介。江戸時代の人たちもカワイイものが好きだったんだね!

  • さまざまな動物たちが可愛らしく、ときには生々しく描かれてる。応挙の子犬はトーハクに行ったときに見て、その愛くるしさに土産物屋で刺繍入りのハンカチを買った。あのハンカチ、どこにいったんだろう。巾着も買った。どこにいっry  国芳の猫柄ガーゼハンカチは使ってるし、場所も把握してる。てながざるはポスカ持ってて、トレースして水彩色鉛筆で彩色もした。意外と身近な江戸の動物たち。

  • 本のタイトルがちゃらくて迷ったのだが抗しきれず…。著者の金子信久氏が意外とまっとうに「かわいい」に取り組んでいて、きちんと読めた。同じ絵からの切り出しが多いのだがそれは仕方ないか…。円山応挙「群獣図屏風」(宮内庁三の丸尚蔵館)、「時雨狗子図」(府中市美術館)「狗之子図」(高津古文化会館)、「木賊兎図」(静岡県立美術館)、応挙はいろいろなところに絵があるので追いかけるのが大変。メモ代わりに。(金比羅山の虎は行ったから大丈夫)。長沢蘆雪「朝顔図襖」(草堂寺)←襖右端のいたちのたたずまい、空間を感じさせる。久隅守景「猿廻し図」(石川県立美術館)←フランス印象派が描く子供みたい。

  • 日本画や浮世絵の中から可愛い動物を題材とした作品を、動物ごとに掲載した日本画集。動物名を五十音順で並べているため、目当ての動物が探しやすく良かったです。
    この本を読むと、日本に生息していないテナガザル(当時は猿猴といいました)など、多種多様な動物が江戸の人達に知られていたことがわかり、改めて江戸の人々の見識の広さに驚かされます

    【こんな人におすすめ】
    動物の絵が好きな人

  • 応挙の子犬、蘆雪の雀、国芳の猫、若冲の象…。およそ250年にも及ぶ江戸時代に生み出された「かわいい動物」の絵を、解説とともに収録する。掲載作品がみられる美術館・博物館・寺社のリスト付き。【「TRC MARC」の商品解説】

    関西外大図書館OPACのURLはこちら↓
    https://opac1.kansaigaidai.ac.jp/iwjs0015opc/BB40229409

  • 表紙の応挙から たまりません~~~
    美術館などで 出逢った動物もいるけど
    はじめまして~~と いう 動物もいました。

    応挙や若冲はもちろん素晴らしいけど
    鍬形斎(くわがたけいさい)って 見たことあったのかなぁ?
    とっても 可愛いイラストっぽい 絵が 気に入りました。

    読むというより 
    眺めた 本でした。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 江戸の時代だって、かわいい絵は可愛い。
    愛くるしいと言った方が合ってるかな。

  • 手触りの良さそうな毛並みの表紙の虎に惹かれて読んだ本。江戸の「かわいい」動物の絵画がたっぷり詰まっていて、それが全部カラーで楽しめます。どれも可愛くて素敵ですが、『鳥獣略画式』、『十二枝句合』が特に好みでした。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/747459

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著者プロフィール

金子信久(かねこ・のぶひさ)
1962年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。福島県立博物館などを経て、府中市美術館学芸員。担当展覧会に「亜欧堂田善とその系譜」(福島県立博物館、1990年)、「司馬江漢 西洋との接触、葛藤と確信」(府中市美術館、2001年)、「亜欧堂田善の時代」(府中市美術館、2006年)、「リアル 最大の奇抜」(府中市美術館、2018年)など。「亜欧堂田善の時代」展の企画と図録論文で第18回倫雅美術奨励賞受賞。主要論文に「亜欧堂田善の銅版江戸名所図群に関する絵画史的検討」(『国華』1220、1997年)、「迫真と形象化‐司馬江漢と亜欧堂田善の油彩画」(『民族藝術』22、2006年)、「司馬江漢 西洋風景人物図屛風」(『国華』1336、2007年)など。著書に『日本美術全集14 若冲・応挙、みやこの奇想』(共著、小学館、2014年)、『もっと知りたい長沢蘆雪』(東京美術、2014年)、『子犬の絵画史 たのしい日本美術』(講談社、2022年)ほか多数。

「2022年 『作って発見! 日本の美術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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