狐さんの恋活

著者 :
  • 講談社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062194433

作品紹介・あらすじ

働く気&常識ゼロの   
狐さんが就活!?

眼鏡美少女・春菜との恋のため職探しを始めた狐さん。
そこにあの理系女子大生がまた……。
奈良での恋と就活の行方は?

メフィスト賞受賞作『恋都(こと)の狐さん』シリーズ完結!

狐面に着流し姿の「狐さん」は、奈良公園で会った春菜に恋心を抱くが、
春菜のメイド七瀬から「無職男性との交際など認めません!」
と罵倒され、就活を決意。幼馴染みの烏からレクチャーを受ける。
一方、以前、狐さんを振った女子大生ビンバは、
その理由が勘違いだったと知り、
またしても狐さんへの想いをふくらませていく。
二人の女性との狭間で狐さんの恋路は如何に?

感想・レビュー・書評

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  • ここ数ヶ月間、どっぷり沼につからせてもらった狐さんシリーズ。

    ついに完結編かぁ、とかなり寂しい気持ちで読み終えた。
    ハッピーエンドなんだろうなぁと予想はしていたが、最後のあの展開は緊張が冷めなかった。
    いやぁ…北さんの描く人物は、本当に現実に居たらすぐにでもお知り合いになりたいと思わせる人たちばかり。加えて、伝統行事も今すぐにでも足を運びたい。

    「狐さん」がやはり魅力的で、捻くれているところもあるけど、それを払拭するくらい純粋な優しさを持った人なんだろうなぁというのが、物語が進むたびに感じられた。特に彼が春菜に向かって笑みを向ける描写に毎回胸がキュッとなった。

    とにかく、狐さんロス…泣
    正直、シリーズ完結がこんなに悲しいとは思って
    いなかった。でも。そう思えるくらいの素敵な作品とご縁があったことに感謝します!

  • 三部作完結。実は一冊目も二冊目も辛口感想しか書いておりません。なのに手に取ったのは、前作が中途半端で終わりが気になって!期待しましたが読んだ結果はやはり残念です。それぞれのキャラの描き分けや気持ちの表現など1冊目が一番良かったですし今回はページ配分を間違えただろう、と思うほどに前半が無駄に長く後半は本当に収束するの?と心配になるほど。結局ラストの展開も想像の域を出ず片方はガッツリ端折られ大変残念でした。狐さんは最初のテイストのまま飄々としていた方が良かった気がします。いやむしろ違うラストで一冊めだけで…

  • 狐面に着流し姿の「狐さん」は、奈良公園で会った春菜に恋心を抱くが、春菜のメイド七瀬から「無職男性との交際など認めません!」と罵倒され、就活を決意。幼馴染みの烏からレクチャーを受ける。一方、以前、狐さんを振った女子大生ビンバは、その理由が勘違いだったと知り、またしても狐さんへの想いをふくらませていく。二人の女性との狭間で狐さんの恋路は如何に?

  • なんか狐さんはもういいというか鹿島さん幸せになってくれ

  • 奈良に住む狐さんが春菜との恋を実らせるために就活に勤しむ話。
    狐さんの浮世離れした雰囲気と、箱入り娘の春菜の純粋な可愛らしさ。
    幸せそうな烏と揚羽。
    登場人物がみんな幸せそうなのがほんわかする。

  • 恋都の狐さんシリーズ完結

    春菜と交際したさで狐が就活

    正倉院展、御湯立神事、若草山焼き…奈良観光した気分
    七瀬さんの活躍が天晴れ

  • 狐面に着流し姿の「狐さん」は、奈良公園で会った春菜に恋心を抱くが、春菜のメイド七瀬から「無職男性との交際など認めません!」と罵倒され、就活を決意。
    幼馴染みの烏からレクチャーを受ける。
    一方、以前、狐さんを振った女子大生ビンバは、その理由が勘違いだったと知り、またしても狐さんへの想いをふくらませていく。
    『恋都の狐さん』第3段。

    2作目読んでないんやけど、1作目のもやもやは結局解決しないまま、別のハッピーエンドを迎えました。。。。

  • ビンバさんが幸せになってほしい。
    もう狐さんはどうでもいいか…と思ってしまう私。すみません。
    奈良の冬の花火とお雑煮の食べ方だけ試してみたいと思います。

  • 就活の様子がひどい。七瀬さんを助けたのはなぜ?居合わせた理由よみ飛ばしたかな?

  • 狐さんシリーズの完結編。1作目からは思いもよらない方向に進んだな。作者は狐さんを、ビンバをどうしたかったんだろう。春菜もいらなかったような気がする。狐とビンバの恋物語として完結にしたほうが収まりがよかったかなぁ。

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著者プロフィール

1986年、大阪府生まれ。2012年に『恋都の狐さん』で、第46回メフィスト賞を受賞しデビュー。他の著書に『美都(みと)で恋めぐり』『狐さんの恋活』がある。

「2016年 『狐さんの恋結び』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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