ペンギンを愛した容疑者 警視庁総務部動植物管理係

著者 :
  • 講談社
3.60
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本棚登録 : 314
感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062197861

作品紹介・あらすじ

「人間の視点では、この謎は解けません」
ペンギン屋敷の溺死体! 秘められた”殺意の証拠”をアニマル推理で解き明かせ! 警視庁「いきものがかり」の名(迷)コンビが大活躍!!
強面の窓際警部補・須藤友三(すどう・ともぞう)と動物オタクの女性巡査・薄圭子(うすき・けいこ)の名コンビが、動物にまつわるさまざまな難事件を解決する、大人気「コミカル・アニマル・ミステリー」シリーズです。
登場する動物はペンギン、ヤギ、サル、そして最も賢い鳥と言われるヨウム(オウムではないことに注目!)です。
警視庁の「いきものがかり」というべき、総務部動植物管理係のコンビの活躍を楽しめる4つの短編を収録した傑作集です。

感想・レビュー・書評

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  • 動物達みんな大切にしてもらってる子ばかりで本当に良かった。
    薄さんの実力はその方面で有名なんだ…けど須藤さんとの仕事を楽しんでくれて嬉しくなりました。

  • 警視庁総務部動植物管理係3作目。 表題作のペンギンに加え、猿、鳥、答案用紙を食べちゃった!?ヤギの中編4集。
    人間の言葉って難しいと頭を悩ます薄巡査と須藤警部補のコンビは相変わらず。 動物の興味深い知識に驚かされつつ、事件の謎はしっかりミステリー。 一作目の短編よりいくらか捻った事件の様相、そして須藤警部のツッコミが進化し過ぎです。

  • 短編集なので、さらっと読めてしまうところが良かったです。動物から事件の真相を探っていくと言 いう、中々面白いお話でした。

  • サクッと読める短編集ミステリー作品。

    1話完結のコメディ刑事ドラマを観ている感覚で、ちょっとした合間で読み進めることができた。

    出てくる登場人物も、左遷された鬼刑事や天然天才型の動物に詳しい巡査という割とベタなキャラ。
    その点の新鮮さはないけど、そのベタさも楽しみながら動物うんちくに「へ〜」と頷きながら読むことができた。

  • おもしろい。読みやすい。

    ペンギン好きなので完全に装丁とタイトルのみで選んだけど、間違いなかった。

    動物を絡めるって新しくない?
    初めて読む作家さんだけど、他の動物シリーズも読んでみようと思う。

  • 警視庁どうぶつ係シリーズ。今回はペンギン、リスザル、ヤギ、ヨウムが登場。
    動物うんちくは楽しいけど、薄巡査の言葉ボケ?が正直しつこかったな…天然とするには無理があるレベルまでいくと白けちゃうというか…

  • 動物オタクの女性巡査と、脳に銃弾が当たり第一線から外された強面刑事のコンビが、事件の被害者や加害者が飼っていた動物を世話する動植物管理係として動物を観察している内に事件の真相を見抜くストーリー。

    天然な薄と須藤の会話の噛み合わなさが面白い。
    ミステリーとしてはあっさりしているが、会話のテンポが良くて楽しかった。

  • シリーズ3作目。動物たちの薀蓄も楽しく、安心して読めます。相変わらずの薄巡査の不自由な日本語に苦笑しながらしっかりと楽しめました。今回はペンギン、ヤギ、サル、そしてヨウム。最後のヨウムの話だけはペットのアンソロジーで既読でしたがこれが一番好きかな。このシリーズでの動物たちはみんな飼い主やお世話係、薄巡査ときちんと心を通わせるのがわかるのがなんとも微笑ましくときに切なく心打たれます。薄さんは今後どうするか決めたようですが、今後の須藤さんがとても気になります。続きが待ち遠しいです。

  • 楽しんだけど、少し奇を衒い過ぎかな。まあ、人物描写とかも、あまり厳密にとらえずに読み物として楽しめばいい作品だとは思ってるけど。

  • 警視庁いきもの係シリーズ第3弾。
    今回の動物は、ペンギン、ヤギ、サル、そしてヨウム(オウムではない。)。
    お約束のパターン、いつもの掛け合いが楽しくて病みつき。
    いよいよ次が最新刊、そこまでと思うと淋しいけど、楽しみ~

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著者プロフィール

大倉崇裕(おおくら たかひろ)
1968年京都府生まれ。学習院大学法学部卒業。97年、「三人目の幽霊」で第四回創元推理短編賞佳作を受賞。98年、「ツール&ストール」で第二十回小説推理新人賞を受賞。2001年、『三人目の幽霊』でデビュー。代表作である白戸修シリーズ、福家警部補シリーズ、警視庁いきもの係シリーズは、いずれのシリーズもTVドラマ化されている。

「2022年 『殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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