[現代版]絵本 御伽草子 木幡狐 (絵本御伽草子 現代版)

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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062198431

作品紹介・あらすじ

人気作家の自由な想像力で、あの「おとぎ話」が新しい文学になった!美しい絵とともに贈る愛蔵版シリーズ。

山城木幡女子中学高等学校──通称、コン女。ここは、良妻賢母を育成し、人間界に送りこみ、その侵略をめざすために狐たちが設立した学校だ。そこで見目麗しい完全な女子学生と化した、少女狐・きしゆは、優秀な人間男性の妻になろうともくろむ。はたして、彼女たちの作戦はどうなるのか?

感想・レビュー・書評

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  • 狐たちのマイペースぶりがすごいです。

  • 小説というより絵本かな。
    全て美しい。
    そらさんが絵を描いていたので読み始めたこの方の作品、わたしかなりツボに入ってる。
    原作の御伽草子も読んでみたい。
    夫が犬みたい、という理由がなんともはや。
    これは文庫にならずとも欲しいな。

  • 『いやしい鳥』以来藤野可織先生作品読んだけど、こんなテンションの文章も書くんだな…びっくりした…ちゃらくて…。
    木幡狐のきしゆ御前の伝説ですが、一つの異類婚姻譚の新解釈。
    たしかに狸合戦ぽんぽこも似たようなことやってたもんな…。

  • 御伽草子の木幡狐を現代風にアレンジした話。ページ毎に文字の色や下地の色が違っていて楽しい。本のデザインが素敵。

  • 御伽草子を現代風にアレンジして,語り口も淡々とした中に面白みがあり,水沢さんのどこか手触り感のある絵ととてもよくマッチして,雰囲気のある絵本である.

  • すごい美しかった。そして妖艶さが絵からも言葉からも出ていて、うっとりしてしまう。
    木幡狐、読んだことなかったのですが、原文を読んで、現代版としてこう描いた藤野さんのセンスが好き。

  • このユルさが、何とも言えません。。。

    講談社
    http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062198431
    Sora Mizusawa Portfolio
    http://mizusawasora.com/

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著者プロフィール

藤野可織(ふじの・かおり)
1980年京都府生まれ。2006年「いやしい鳥」で文學界新人賞を受賞しデビュー。2013年「爪と目」で芥川龍之介賞、2014年『おはなしして子ちゃん』でフラウ文芸大賞を受賞。著書に『ファイナルガール』『ドレス』『ピエタとトランジ』『私は幽霊を見ない』など。

「2022年 『青木きららのちょっとした冒険』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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