シナモンのおやすみ日記

  • 講談社
3.89
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本棚登録 : 89
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (98ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062199100

作品紹介・あらすじ

ボローニャ国際児童図書賞(ラガッツィ賞)受賞の小手鞠るい、北見葉胡コンビによる最新作。

なつみの家族は少し複雑な構成だ。なつみと両親の他、パパの妹のさやかママとさやかママの息子、つまりなつみのいとこにあたる冬馬おにいちゃん、そしてお祖父ちゃん、お祖母ちゃんの7人家族。
なつみは春から「さやかママ」が買ってきてくれた日記帳に日記をつけるようになっていたのだが、ある日、その日記に二年前にいなくなってしまった猫のシナモンからの返事が届く。なつみはシナモンとの交換日記を楽しみはじめるが……。
シナモンの役をしてくれているのはさやかママ?それとも??

各見開きに入る北見氏の美しい挿絵がお話の世界をさらに広げてくれます。

感想・レビュー・書評

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  • ・日記を書きたくなる。
    ・別れを怖れずに、いろんな人やものやことと出会って好きになる勇気をくれる。
    ・どの絵もすてきなんだけど、最後の、ちょっと大きくなった主人公の絵が無性に泣ける。

  • あたたかいお話…中学年~高学年向きかな?

  • 北見葉胡さんの絵が好きです。それで探していたらこの本に当たりました。
    文章は多作の小手鞠るいさん。この組み合わせにもちょっと驚き。とはいえ、小手鞠さんは児童書もたくさん書かれているのですよね。わたしは児童書も一般小説も読んだことがなくよく知らないのですが、恋愛小説をたくさん書かれているという印象があります。

    猫のシナモンがやって来て去るまで、そしてそのこととなつみやなつみの家族との関わりが描かれていきます。
    「もしかしてこれはファンタジーなのか」と途中まで思っていたけれども、小手鞠さんはなつみという女の子をそんなファンタジーの世界の人にはしませんでした。
    ちゃんと現実にむき合わせるのですね。

    あまり普段本を読まない子に、猫をとっかかりに読ませるには薦めやすい一冊かと思います。…表紙絵から女の子向けの印象がどうしてもありますけど男の子、特にきょうだいのいる子にだってもちろん読んでもらいたい一冊です。

  • なつみがさやかママからもらったノートには、いなくなった猫のシナモンがいた。そのノートで日記を書き始めるとシナモンから返事が…。シナモンの正体が誰か、家族の温かさを感じるお話。

  • 動物を介した家族愛、兄弟愛にほのぼのしました。

  • ボローニャ国際児童図書賞(ラガッツィ賞)受賞の小手「鞠るい、北見葉胡コンビによる最新作。

    なつみの家族は少し複雑な構成だ。なつみと両親の他、パパの妹のさやかママとさやかママの息子、つまりなつみのいとこにあたる冬馬おにいちゃん、そしてお祖父ちゃん、お祖母ちゃんの7人家族。
    なつみは春から「さやかママ」が買ってきてくれた日記帳に日記をつけるようになっていたのだが、ある日、その日記に二年前にいなくなってしまった猫のシナモンからの返事が届く。なつみはシナモンとの交換日記を楽しみはじめるが……。
    シナモンの役をしてくれているのはさやかママ?それとも??

    各見開きに入る北見氏の美しい挿絵がお話の世界をさらに広げてくれます。」

  •  なつみの家には、さやかママ(おば)と2つ上のいとこの冬馬もいっしょに住んでいる。シナモンという名のねこを飼っていたが、2年前に死んでしまった。さやかママがおみやげにくれたのは、シナモンそっくりのねこが描かれた日記帳。なつみが、その日記帳に日記を書くと……。

  • いなくなってしまった大好きな猫のシナモンのと、一緒に暮らす特別な家族である叔母とその息子のお兄ちゃん。

    兄妹のシナモンへの思いとお互いの思いが優しくて優しくて、心から癒されます。

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著者プロフィール

1956年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。ニューヨーク州在住。
『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞、『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(講談社)でボローニャ国際児童図書賞を受賞。主な著書に『優しいライオン やなせたかし先生からの贈り物』(講談社)『星ちりばめたる旗』(ポプラ社)ほか、主な児童書に『心の森』(金の星社)『やくそくだよ、ミュウ』(岩崎書店)『シナモンのおやすみ日記』(講談社)など多数。

「2024年 『新装版 まほうの絵本屋さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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