されど“男”は愛おしい

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 62
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062202251

作品紹介・あらすじ

ベストセラー『されど”服”で人生は変わる』の齋藤薫が、男について始めて語る。緻密に無慈悲に、愛を込めて。これが男の新基準。

「小説現代」に連載中の、男についての辛口エッセイ。
新たなる「齋藤薫語録」、誕生

・気づいていただろうか? 女たちの多くが、軽い“手フェチ”であることに。
・“スケベ”は早く老け、“女たらし”は歳をとらない。
・“笑い”は言わば、どこかでやっぱり男の義務なのだ。
・名もなき“フツーの髪型”を貫く男が歳をとらない。
・ダイエットはやっぱり宿命的に男に向いていないのだ。
・女にとってマザコンは“鬼門”である。
・人として有能な男ほど、“妻選び”にまったく迷いがない。

感想・レビュー・書評

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  • 最後の方は人間論みたいでスケールが大きくなってたけど、おもしろかった。女はすらりとした男ばかりが好きなわけではないというのに同意した。まあでもエッセイなので意見に大分偏りがある、わかる!があると面白いと感じるところに己の女性性を感じた

  • 【生き方】されど男は愛おしい/齊藤薫/20170212/(18/614) <324/70813>
    ◆きっかけ
    ・日経広告

    ◆感想
    ・近年稀にみる駄作。寝込んでて、この本くらいしかなかったのだから致し方なし。そうは思っても、タイトルに惹かれてつい読んでしまうのは性(さが)かw。

    ◆引用
    ・人間の美醜を最終的に決めるものは、口もと。人間は口で生を営んでいるから。水を飲み、食べ、言葉をしゃべり、呼吸もする。だから口もとは人間の命の形。そのかたちが汚いと品性下品に見えてしまう。だから、口元だけには責任を持つべきだ。自分が生きていた歴史が、言葉も含めて口に示されるから。
    ・女の体はひらすら美を追求しなければならない運命にあるのだ。けれど男の体はその中につまっているもの、脂肪やら筋肉やら骨やらが、能力や生命力を語り、ある種いきざまみたいなものまで語っている。今日までいかに食べ、いかに働き、いかに生きてきたが、体の個性にそのまま集約されていると言ってもいい。
    ・小声にならないこと、早口にならないこと。
    ・年齢に振り回されず、振りかざさず、飄々と歳を重ねていく、そういう男が美しい。
    ・当たり前に続けてきた生活を丸ごと疑ってみることで、意外な突破口を見つることができるもの。
    ・男女は最終的に会話なのだと思う。毎日どれだけしゃべるか、今日の出来事をどれだけ議論できるか、その量と質、結局はそれなのだと思う。
    ・人生で一番不幸を感じているのは、男女つうじて49歳。たぶん人生のしくみがそう。
    ・ザイサンスの法則 接触の積み重ねが一つの引力に変わる。好感度が増す
    ・成功するための処世術=自分の話は絶対しないこと。会話で、最も評価の高い男は、一般論の上手い男。知性、バランス感覚、正義感、人間を重厚に見せるのが、ひとまとめになるからだ。知ったかぶりではなく、出典を明らかにしつつ、話題提供のつもりで語るのが条件。男の好感度は、自分というものを上手に引っ込めたときに生まれる。自分を熱く語らない男に支持がやってくる。

  • 新聞広告で気になって図書館で借りてみた。かなり文字量が多く読むのに手こずった。科学的根拠のない著者の偏見に近い好みの話がずっと続く。

    以下メモ
    ●小泉首相の若い頃は変人がそっくり顔に出ていたが、総裁選に出る頃には、鋭い毒が抜け、髪型がライオンめいてきて芸術的渋みが加わり、目の下のたるみなどの老化と相まって立派な顔が出来上がる。
    ●やんちゃと上品と貫禄
    ●三角関係の場合、男の嫉妬は、敵である男に向けられるのか、それとも裏切った女に向けられるのか。夫は妻に裏切られたことに矛先を向ける。妻を取り戻すことよりも、プライドを傷つけられた怒りに耐えられないため復讐に必死になる。
    ●劣等感の処理ができずに固執する人は屈折していき、劣等コンプレックスと呼んで、劣等感とは分けられている。日本では劣等感そのものをコンプレックスと呼ぶ場合が多い。
    ●会話において評価が高い男は、一般論のうまい男。自分の話はしない。
    ●音楽を聴いて時には自然を目前にして涙を流せる人は、f分の1ゆらぎが読み取れる幸せな人。
    ●他人のことに涙を流すのは良いことだが、見えるところで自分のために泣いてはいけないこと。
    ●人は歳を重ねるにつれ、悲しい者の気持ち、困った者の気持ち、他者に迷惑をかけた者の苦悩、逆にホッとした者の安堵までがもっとわかるようになり、どんな立場の人のどんな気持ちにまで、心を震えるようになってくる。だから涙もろくなる。

  • 367.5

  • ・「いい男」とは、要するに雰囲気の読める男

    ・暮らし方の粋こそが、「いい男」を育てる

    ・"スケベ"ははやく老け、"女たらし"は歳をとらない

    ・年齢など豪快に無視しないと男は年齢に裏切られる

    ・男は男の正義感に惚れる

    ・正義感のある男は色っぽい

    ・正義感の強い男ほど、歳をとらない

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著者プロフィール

齋藤薫 (さいとう・かおる)
女性誌編集者を経て美容ジャーナリストに。女性誌において、多数の連載エッセイを持ち、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。「美しく生きること」について、独自の見解を発信し続けている。著書に、『美容の天才365日』『あなたには”躾”があるか?』『されど、服で人生は変わる』『”一生美人”力』ほか多数。

「2016年 『されど“男”は愛おしい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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