日本農業再生論 「自然栽培」革命で日本は世界一になる!

  • 講談社
4.08
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062203548

作品紹介・あらすじ

「奇跡のリンゴ」を作った男・木村秋則と、「ローマ法王に米を食べさせた男」・高野誠鮮の二人が、往復書簡のやりとりで日本の農業の未来を語り尽くした刺激的対論集!

TPPの対応で揺れ、原発事故で安全安心が揺らいでいる日本の農業――。人のやらないことを信念を持ってやって、大きな結果を出してきた木村・高野の二人が、今の日本の問題点を洗い出し、膿を出し切った上で、その先に進み、世界の先頭に立つチャンスがある「自然栽培」という切り札について、熱く書き上げた往復書簡の数々……。

この本には、日本が農業における、世界のトップランナーとなる具体的秘策が示されている!

感想・レビュー・書評

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  • 無肥料・無農薬の自然栽培のススメ。第一人者の木村氏と、普及を行っている高野氏による共著。

    論理的に飛躍のある部分もあるが、大筋として自然栽培の優位性について把握できる。自然栽培のノウハウについては少ないため、知識を期待する人には本書は不適。
    自然栽培は草の根的に広まりつつあるが、一般では自然農法との混同も見られ、ブランディングにはまだ課題があると感じる。

    小節ごとに両著者が交互に著している構成は、リズムが悪く読みづらい。

  • 自然栽培の第一人者、木村秋則氏とスーパー公務員、高野氏の対談本。

    奇跡のリンゴを通じて得られた知見を全国の各地に発信するために、農業の再生を唱えている。
    日本の農業の可能性を、従来の「スマート化」という路線とは別のアプローチで考える本。
    有機栽培よりも自然栽培の方が日本の実情に合っているのではないかと考えさせる本。
    高野氏を招致して日本の離島でも自然栽培を普及させたい。

  • とても興味深いお二人の往復書簡みたいなやり取り形式。
    お二人の強さに感服。たぶんそれぞれの他の本と被る内容も多々あるが、それでも多くの示唆を富む一冊だと思う。

    人の為、地球の為、喜ぶことを見つけて行動

    Mからの使者、怖いね笑

  • Azabu

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著者プロフィール

1955年、石川県羽咋市生まれ。科学ジャーナリスト、日蓮宗妙法寺第四十一世住職、立正大学客員教授
テレビの企画構成作家として『11PM』『プレステージ』などを手がけた後、1984年に羽咋市役所臨時職員になり、NASAやロシア宇宙局から本物の帰還カプセル、ロケット等を買い付けて、宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」を造り、話題になる。1990年に正式に職員となり、2005年、農林水産課に勤務していた時に、過疎高齢化が問題となった同市神子原地区を、年間予算わずか60万円で立てなおすプロジェクトに着手。神子原米のブランド化とローマ法王への献上、Iターン若者の誘致、農家経営の直売所「神子の里」の開設による農家の高収入化などで4年後に“限界集落”からの脱却に成功させる。2011年より自然栽培米の実践にも着手。2016年4月から立正大学客員教授、新潟経営大学特別客員教授、妙成寺統括顧問や富山県氷見市で地方創生アドバイザーなどとしても活躍。著書に『ローマ法王に米を食べさせた男』(講談社+α新書)、『頭を下げない仕事術』(宝島社)。

「2016年 『日本農業再生論 「自然栽培」革命で日本は世界一になる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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