愛と憎しみ 奇跡の老老介護

著者 :
  • 講談社
3.71
  • (3)
  • (1)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 19
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062208307

作品紹介・あらすじ

気ままな独身生活を送っていた70歳の小説家が2ヵ月ぶりに我が家に戻ると、100歳の母は寝たきり状態。いきなり老老介護の真っ只中に。兄弟に頼らず一人で介護をすると決意をするものの、医療と介護の現場の理不尽と無情さに怒りと戸惑いは増すばかり。そんな中自身に癌が発症。それでもめげずに独自に工夫をこらした食事等で老母は医者も驚く奇跡の回復ぶりを示すが、ある日衝撃の一言を囁く。老いてなお深まる母子の情愛。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ウルトラマンタロウほか7人の刑事などのテレビドラマの脚本を手がけ、推理小説など多数執筆。

    気ままに作家活動をして70を過ぎて自宅に戻った作者。
    そこには視線が定かでない寝たきりにも等しい母親が。

    兄弟には頼らぬと決めた母の介護。
    何もわからないところから、始めるが。。。

    脳梗塞に見舞われ入院、リハビリ病院へ。
    病院、医師といえどもいろんな違いがある。
    理不尽な対応をされたり、医師とも思えぬようなヤクザのようないし。その医師は睡眠薬で何人もの人を強姦氏事件になった。

    100歳を過ぎるようになると、だんだんとはっきりしたる時と、朦朧とした時のサイクルができるように。

    自宅で、近所の人や様々なヘルパーさんなどの助力で最期を看取るまで。。。。


    いいことも、悪いことも隠さずまとめた。
    母への愛情は看護を通して熟したようだった。

    70過ぎの独身の息子が100歳を超えた母親を介護して看取るまで、自分のがんを患うなどのアクシデントも

  • 特に期待することもなく読み始めた。阿井さんは十数年前に推理小説を読んだきり。
    なかなかできることではないと思いました。お母様のことが大好きだったんですね。合掌

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1941年北京生まれ。早稲田大学卒業後、石堂淑朗に脚本を学び、ウルトラマンシリーズ、特捜最前線等々500本以上のシナリオを執筆。そのかたわら1980年に「第八東龍丸」で小説現代新人賞を受賞し、作家デビュー。海洋冒険小説、ミステリー等著書多数。『視聴率の身代金』『魂丸』『荒南風』『捏造 はいてなかった赤い靴』『うなぎ丸の航海』

「2022年 『慶喜暗殺 太鼓持ち刺客・松廼家露八』 で使われていた紹介文から引用しています。」

阿井渉介の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×