江戸の笑い

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 29
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062508247

感想・レビュー・書評

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  • 分かりやすく面白いうえに、深い。
    たびたびニヤニヤした。

  • 「ユーモアがぎっしりつまっている小咄。「落とし咄」と呼ばれていた笑いの宝庫、落語。江戸時代のコミック、黄表紙。俳句・短歌とおなじ字数で、人生のよろこびとおかしさをうたった川柳・狂歌。笑いをたのしむ心がうんだ、おもしろ読みものを満載。笑い、また笑いの一巻。」

    <目次より>
    古典落語
     あたま山の花見/そこつ長屋
    江戸小咄
     大江戸怪盗伝/金の世のなか/とんちんかん/うまいもの天国/武士はつらいよ/なくてななくせ
    黄表紙
     きるなのねからかねのなるき など

    監修
    司馬遼太郎/田辺聖子/井上ひさし
    編集委員
    興津要/小林保治/津本信博


    興津要[オキツカナメ]
    1924年、栃木県に生まれる。早稲田大学で近世文学を専攻し、同大学教育学部国語国文科教授を務めた。江戸の町人文芸・町人芸能研究の権威で、庶民の笑いを学問研究の対象とした功労者といわれている。講談社文庫の『古典落語』は驚異的なベストセラーとなった。1999年逝去

  • まぁ、可もなく不可もなく、江戸の笑い。
    爆笑と言うよりは、ふっ、って自然に笑ってしまう、そんな感じ。
    落語家さんがうまく話すと、かなり面白いだろうなぁ。っていう、そんな感じ。

    面白いのはほんと面白いし、思ったのは、意外に、聞いてゆっくり反芻して意味を考えると意味が通らないようなものも多く、その場で煙にまくことで面白味を追加している話も結構多いんだなぁということ。
    そういうものも、技巧としてはありなのね、と興味深く思った。

    ちなみに、後半部分は川柳が解説付きで載っているのですが、これは読むの途中で止めちゃった。まぁいっか、って。

    2018/3/3 再読
    読んだこと忘れてた。昔も同じような感想抱いてるな(笑)。江戸の笑い、なんていうか、ロジカルシンキング的には、斜め上を言ってるんだよ。いやいやいや、て大抵最後に言いたくなる感じ。独自文化ですね。

  • 古典落語、江戸小咄、黄表紙、川柳、狂歌の作品が載っている本。少年少女向けなので読みやすく、最後に解説も少し。
    江戸時代の町民文化、言葉で遊ぶ面白さは、いいなぁと改めて思う。今の一部の漫才やコントのうるささ、ひな壇芸人の面白くない横槍に辟易している人にもお勧めの一冊。

  • 小学校の時に買ってもらった本です。
    落語で言う小咄のようなものがたくさん入っていて、思わずクスッと笑ってしまうものばかり、です。
    落語とかよく分からない人でも、読みやすいですよ。

  • 図書館・児童書コーナーにて貸出。

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著者プロフィール

1924年生まれ早稲田大学文学部国文学科卒業。早稲田大学名誉教授。専攻は近世文学。著書に『転換期の文学』『明治開化期文学の研究』『落語』『新編薫響集』『日本文学と落語』『江戸川柳散策』など。1999年没。

「2015年 『古典落語(選)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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