源氏に愛された女たち (講談社プラスアルファ文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062560016

感想・レビュー・書評

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  • PL 2018.5.20-2018.6.6

  • 源氏物語に登場する女君について、瀬戸内さんと源氏物語に興味を持つ女性との対談形式で書かれています。やや凝り固まったところはあるけど、この人の見方や解釈は本当に面白い!!

    これを読んで思ったことは、紫の上が一番悲劇的だったんじゃないかなぁ、ということ。れっきとした源氏物語のヒロインではあるけど、それゆえ源氏が他の女君に現を抜かしているところを一番見てきたわけで。。そりゃー嫌です欝です。しかも藤壺の宮の影が常にちらつき、最後は女三宮に正妻の座を追われ・・・。最も源氏に愛されたと同時に、最も源氏の多情さに苛まれた人であったのでは。いくらヒロインであっても、あまた存在する女君のうちの一人、感が拭えないしorz

    源氏物語はただのプレイボーイのボンボンのお話ではなく、彼を取り巻く女君の物語であるということを良く思わせる作品ですた。

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著者プロフィール

1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒。‘57年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、‘61年『田村俊子』で田村俊子賞、‘63年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。‘73年に平泉・中尊寺で得度、法名・寂聴となる(旧名・晴美)。‘92年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、‘96年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞、‘11年『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。‘98年『源氏物語』現代語訳を完訳。‘06年、文化勲章受章。また、95歳で書き上げた長編小説『いのち』が大きな話題になった。近著に『花のいのち』『愛することば あなたへ』『命あれば』『愛に始まり、愛に終わる 瀬戸内寂聴108の言葉』など。


「2021年 『ブルーダイヤモンド <新装版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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