源氏に愛された女たち (講談社+アルファ文庫 A 1-1)

著者 :
  • 講談社
3.20
  • (1)
  • (3)
  • (10)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 35
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062560016

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 古典好きにはたまらない、、、一瞬で読みました
    女の人はこれらの女性を見て「このお姫様ステキ」とか思いながら見習うことができるし、男の人は「このお姫様かあいー」なんて言って楽しむことができる(!)、はず。
    めっちゃオススメです
    源氏物語を知らない人もギリ、読める、はず?

  • PL 2018.5.20-2018.6.6

  • 源氏物語に登場する女君について、瀬戸内さんと源氏物語に興味を持つ女性との対談形式で書かれています。やや凝り固まったところはあるけど、この人の見方や解釈は本当に面白い!!

    これを読んで思ったことは、紫の上が一番悲劇的だったんじゃないかなぁ、ということ。れっきとした源氏物語のヒロインではあるけど、それゆえ源氏が他の女君に現を抜かしているところを一番見てきたわけで。。そりゃー嫌です欝です。しかも藤壺の宮の影が常にちらつき、最後は女三宮に正妻の座を追われ・・・。最も源氏に愛されたと同時に、最も源氏の多情さに苛まれた人であったのでは。いくらヒロインであっても、あまた存在する女君のうちの一人、感が拭えないしorz

    源氏物語はただのプレイボーイのボンボンのお話ではなく、彼を取り巻く女君の物語であるということを良く思わせる作品ですた。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。63年『夏の終り』で女流文学賞、92年『花に問え』で谷崎純一郎賞、11年『風景』で泉鏡花賞を受賞。2006年、文化勲章を受章。2021年11月、逝去。

「2022年 『瀬戸内寂聴 初期自選エッセイ 美麗ケース入りセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

瀬戸内寂聴の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×