- Amazon.co.jp ・本 (500ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062560498
作品紹介・あらすじ
河童、狸、天狗、一つ目小僧、雪女…。古代飛鳥時代から現代まで、各地を跳梁跋扈する妖怪達。言い伝えや民間信仰の豊かな地に育ち、第二次大戦中、極限状態の熱帯の密林で「異なるもの」の存在を確信した作者が、詳細な解説と精密なタッチで妖怪425を現出。妖怪事典の決定版。
感想・レビュー・書評
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425の妖怪事典。
ひたすら妖怪しか居ない。
妖怪の説明に加えて、伝説や昔話も乗ってるので
ガチで勉強になります。
加えて説明だけよりも分かりやすくて面白い!
水木しげるさんの絵付なので、
絵もじっくり見ながら内容読みました^^詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
収められている妖怪の圧倒的な数と美麗イラスト。持ち歩ける文庫本なのも嬉しい、私の宝物的本です。水木さんご冥福をお祈りいたします。今までありがとうございました。
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奈良県は砂かけばばあ!
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水木妖怪のカタログ。
「いま読んでる」っていうか、常に読んでる。 -
「水木ファン待望のイラスト事典。産女、犬神、ちょうちんお化けから牡丹灯篭、人面犬、トイレの花子さんまで、妖怪295を一挙掲載。IT時代にも日本人を魅了して止まない霊界のすべてがわかる。前著『図説 日本妖怪大全』と合わせれば全720項目の“妖怪バイブル”がついに完成。」
目次
応声虫
カワエロ
袖もぎ様
鬼神
シチ
青行燈
青鷺火
赤えい
赤城山のむかで神
アカナー〔ほか〕
著者等紹介
水木しげる[ミズキシゲル]
1922年、鳥取県に生まれる。太平洋戦争のラバウル戦線に従軍、左腕を失いながらも帰国を果たす。戦後は紙芝居作家、貸本漫画家を経て、雑誌「ガロ」に執筆。1965年、『テレビくん』で講談社児童漫画賞を受賞し、以後、『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』『河童の三平』などのヒット作を次々と飛ばし、妖怪漫画の第一人者として一時代を築く。1991年紫綬褒章、2003年旭日小綬章を受章 -
各妖怪のイラストが良いが、説明が全国各地の民話伝承を挙げて参考になる。
自然は畏れ敬う存在であることを実感する。 -
タイトル通り、水木しげるの絵による妖怪百科
聞いたことのないマイナー妖怪がわんさか
京極夏彦とか、畠中恵とか、うしおととらに出てきた妖怪も殆ど載ってる
あと、今流行りのアマビエさんも勿論いらっしゃる
それらの由来とか知ってると、それぞれの作家さんがフィクションとしてどのように料理したのかわかって面白い
やっぱ作家さんってすげぇわ
妖怪の本質は現象の説明だったり、行動の戒めだったり、揶揄だったりするわけだけれども
科学的に合理的な事と矛盾しないものもあったりするし、そうそう無下にできないよなぁ
この辺の話は京極夏彦の豆富小僧あたりを読めばいいかな -
やはり妖怪って素晴らしい。エピソードが面白いし水木さんのイラストも素晴らしい。
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日本各地の425もの妖怪が、水木しげるさんの精緻な描写と、各地の伝承を中心とした解説でいきいきと描かれています。ページをめくる毎に不思議な世界へ迷い込んでしまうのは、水木さん本人による語りとあの独特な絵の力によるものでしょう。よく怪談などに見られる情念の絡み合いによるオドロオドロしい展開は、じつは後から脚色したもので、私たちが自然の中で感じるスーパーネイチャーな現象はもっとシンプルなのだと思います。妖怪たちは往々にして人の日常の営みの中に溶け込んでいるということです。
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2018.10.1(月)¥350(-15%引き)+税。
2019.3.15(金)。