田中角栄の人を動かすスピーチ術 (講談社+アルファ文庫 E 22-4)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062566919

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  • 昭和の大政治家として大きな功績を残したものの、ロッキード事件など金脈政治家としても知られ、毀誉褒貶の激しい田中角栄。幅広い人脈を築いた秘訣は、その政治的才能と共に、類稀な人心掌握術だった。人を惹きつけずにはおかないスピーチの数々を例に取り、率直な人柄、ユーモア、人を大事にする態度、ユニークな発想、数字に基づく説得力、緩急自在の展開と、人気のポイントを分析する。

  • 100605 過去の統計、事前調査
    中国兵法書・質問で相手の理解度を
    ・追求してとっさの反応を・秘密を打ち明けて、誠実さ など

  • 20060410

  • 田中角栄氏のスピーチを様々な角度から分析した良書。
    スピーチがうまくなり、人とのコミュニケーションも
    良くなるかも。

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    ▼ 100文字感想 ▼ 
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    「まぁ、その〜」というだみ声のものまねでしか田中角栄
    は知らないが、長く政財界に影響を与えつづけた説得力
    の一端を垣間見る事ができた。スピーチ事例が豊富で、
    その文章を読むだけでも、広告コピーに活用できそうだ。


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    ▼ 5つの共感ポイント ▼ 
    ----------------------------------------------

    ■角栄節
     1.比喩、わかりやすいたとえ話をふんだんに織り込む
     2.トーンを変えて数字の連射砲をあびせ現実を知らす
     3.心を揺さぶる「情」、「夢」を与え酔わせる
     4.結びをピシッと押さえる

    ■「他人に話を聞かせるのだから、聞く人が知りたがって
     いる事や興味のある事を話してやるのは、当たり前じゃ
     ないか」スピーチには身近なエピソードが不可欠だ

    ■相手を見抜くために、事前に十二分の調書を手に入れ
     ていた。役人本人はもとより、夫人、子供から親類縁者
     の履歴、仲のいい役人、政治家の誰に近いか、考えて
     いる人生のコース、誕生日、結婚記念日を、克明に調
     べていた

    ■難しい話も身近な数字を挙げて説明されると、聞き手
     には有力な説得力になる

    ■「じつは……」「ホントは……」が秘話の秘密

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著者プロフィール

小林吉弥(こばやしきちや)
政治評論家。一九四一年、東京都に生まれる。早稲田大学第一商学部卒業。的確な政局・選挙情勢分析、歴代実力政治家のリーダーシップ論には定評がある。執筆、講演、テレビ出演などで活動する。著書に、『田中角栄 上司の心得』(幻冬舎)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『宰相と怪妻・猛妻・女傑の戦後史』(だいわ文庫)、『アホな総理、スゴい総理』(講談社+α文庫)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)などがある。

「2023年 『田中角栄名言集 仕事と人生の極意』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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