国際宇宙ステーションとはなにか―仕組みと宇宙飛行士の仕事 (ブルーバックス)
- 講談社 (2009年2月3日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062576284
作品紹介・あらすじ
国際宇宙ステーション(ISS)は、1998年から建設が進められている世界15ヵ国による国際協力プロジェクトだ。日本人で初めてこのISSに長期滞在する若田宇宙飛行士が豊富な写真・図に自らの体験を交えて、そのすべてを興味深く解説する。
感想・レビュー・書評
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ISS、というか宇宙での作業より訓練の方が圧倒的に大変そう(死にそう)。目隠しジェット機操縦とか雪山高熱登山とか、常人には真似できそうにない。しかしこれくらいの負荷に耐えられるようにしておかなければ宇宙は厳しいのだろう。ハードル下げられる日が来てくれたらいいなあと思う。
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538-W
閲覧新書 -
2019.8.16読了 極限状況での運用センスを磨くための訓練が実例として紹介されていて、まぁ大変だね。バート•ルータン(世界初の民間宇宙船の開発を成功させたアメリカの航空設計者)率いるスケールド•コンポジット社のモットー"Question and do not defend(疑問を持て。守りに入るな。)"と"マランゴニ対流実験"は、メモ
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国際宇宙ステーションに長期滞在中の若田さんにエールを
送りたくて、書店で見つけて即買いした一冊。
第1章 宇宙ステーションは「ミニ地球」
第2章 国際宇宙ステーションで何をする?
第3章 長期滞在―「宇宙に暮らす時代」が始まる
第4章 宇宙飛行士はどんな人たち? 宇宙で何をする?
第5章 宇宙飛行士に求められる能力―「運用のセンス」
第6章 宇宙飛行士訓練の実際
第7章 グループで力を発揮するために
第8章 宇宙飛行士の地上業務
第9章 宇宙開発を日常に活かす
国際宇宙ステーションの概要を分かりやすく解説している
第1章~第3章ももちろんよかったけれど、やっぱり宇宙
飛行士のことを書いた第4章以降が俄然面白い。
宇宙飛行士の訓練が厳しいものだと想像はしていたものの、
こんなに過酷とは知らなかった。飛行訓練や水中での訓練
あたりは一般の人も知るところだけれど、チームを組んで
標高3,000~4,000m級の山を真夏と真冬に、つまりいちばん
季節が厳しいときに登る、なんていうことまでやるとは。
チームビルディングには最適な訓練なんだそうだ。
この他、この本を読んで初めて知ったことのひとつは、英語
に加えてロシア語もマスターしなければいけないということ。
これは、1993年にロシアが国際宇宙ステーション計画に
加わったことで、英語と並んでロシア語も同ステーションの
運用に組み込まれたことがその理由。
若田さんによれば、「戦争映画の戦闘シーンの会話」ぐらいの
コミュニケーションが交わせるようにならないとダメだとか。
やっぱり、宇宙飛行士というのはスーパーマン、スーパーウーマン
だな、との思いがますます強くなった一冊。 -
宇宙飛行士になりたいひとむけ。わりと定量的。
地上での宇宙飛行士の仕事も記載。
C0250 -
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第3週 1/25(水)~1/31/(火)
テーマ 宇宙の不思議
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