自己組織化とは何か 第2版―自分で自分を作り上げる驚異の現象とその応用 (ブルーバックス)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062576352

作品紹介・あらすじ

分子・細胞レベルを操る自己組織化テクノロジーとは。ランダムから秩序を作りだす現象が自己組織化である。脳の神経細胞から血管細胞、味細胞、嗅細胞、さらに心筋細胞に見られる自己組織化の現象を応用して人工知能や味覚センサー、においセンサー、マイクロロボットの実用化を目指す自己組織化テクノロジーの最前線を紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 購入日:20110107
    筑波大学の講義『情報行動論』のレポートで参考文献として使用。

  • ふむ

  •  熱力学第二法則によれば究極には世界は「熱的な死」を迎えるとある、よりランダムさが増す、エントリピーが増大していくからである。一方「生命」については、秩序が増していく方に進化している。この現象を「自己組織化」と呼ぶ。本書はこれに関する本である。
     「自己組織化」とその周辺には「複雑系」「カオス理論」「人工生命」(現在流行りのAIなどもここに含まれる)がある。これらを外観するのにちょうどよい分量とまとめになっているコンビニエンスさが良い。
    (図書館から借りたものなので読み終わったのは第1版)

  • 読みやすくて理解しやすい。言葉の定義も丁寧。

  • -http://naokis.doorblog.jp/archives/self_organization.html【書評】『自己組織化とは何か 第2版』?〜自然科学と社会科学をつなぐ
    -http://naokis.doorblog.jp/archives/Physarum_Network.html【書評】『自己組織化とは何か 第2版』?〜粘菌ネットワークに見る生物と人間社会の類似性
    -http://naokis.doorblog.jp/archives/tasting_and_smelling.html【書評】『自己組織化とは何か 第2版』?〜味覚・嗅覚の自己組織化の解明
    -http://naokis.doorblog.jp/archives/artificial_intelligence_and_life.html【書評】『自己組織化とは何か 第2版』?〜人工知能・人工生命・生体パーツ
    -http://naokis.doorblog.jp/archives/my_best18_books_2015.html【読書】2015年読了マイベスト



    <目次>
    まえがき
    第1章 自己組織化とはなんだろうか
    第2章 自己組織化のしくみ
    第3章 粘菌は自己組織化する
    第4章 脳がつくるリズムとパターン
    第5章 生命と人口生命の進化
    第6章 生体パーツの自己組織化を操る
    第7章 味覚を再現する
    第8章 嗅覚を再現する
    第9章 生体パーツを取り込むデバイス技術

    2014.12.06 ブルーバックスのサイトを検索していて見つける。
    2014.01.13 読了

  • 『ぼくらの頭脳の鍛え方』
    文庫&新書百冊(立花隆選)176
    サイエンス

  • 自己組織化の基本なことは別の本で知っていたので,その部分については分かりやすかったと思う.
    ただ,生物関係が多く,しかもその工学的応用だったりするのでその部分が分かりにくかった.
    専門用語が多く,事前に生物を学習しておいたほうが良いかもしれない.

    自分は,計算機を使用してを前提と考えているため,評価は星2つ.
    内容が創造してたのと違ったのは残念かな.

    最後の方に参考文献の一覧があるため,必要な資料は分かりやすいかもしれない.

  • [ 内容 ]
    分子・細胞レベルを操る自己組織化テクノロジーとは。
    ランダムから秩序を作りだす現象が自己組織化である。
    脳の神経細胞から血管細胞、味細胞、嗅細胞、さらに心筋細胞に見られる自己組織化の現象を応用して人工知能や味覚センサー、においセンサー、マイクロロボットの実用化を目指す自己組織化テクノロジーの最前線を紹介する。

    [ 目次 ]
    第1章 自己組織化とはなんだろうか
    第2章 自己組織化のしくみ
    第3章 粘菌は自己組織化する
    第4章 脳がつくるリズムとパターン
    第5章 生命と人工生命の進化
    第6章 生体パーツの自己組織化を操る
    第7章 味覚を再現する
    第8章 嗅覚を再現する
    第9章 生体パーツを取り込むデバイス技術

    [ POP ]


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    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 2010/2/16 仕事がらみで購入
    2010/8/18~9/1

    20世紀終盤から注目されている「自己組織化」について。進展が早いこともあって第2版である。
     ナノの分野でも注目されている概念であるが、本書では主にバイオ分野での自己組織化が中心。終盤は生命の仕組みをまねた味覚、嗅覚センサーなどの話題もあって楽しめた。
     が、いかんせんショーケース的な本なのでもう少し突っ込んで欲しかった気がする。

  • 自己組織化とはランダムになろうとする力に秩序化しようとする力が打ち克つことであった。
    変化は細胞どうしの結合にある。それは細胞レベルの変化である。

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著者プロフィール

九州大学 高等研究院 特別主幹教授 工学博士

「2020年 『脂質・脂肪酸関連物質の使いこなし方 -素材開発・機能創生・応用技術-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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