理系のための法律入門―技術者・研究者が知っておきたい権利と責任 (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 82
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062576369

作品紹介・あらすじ

技術者・研究者が知っておきたい法律を網羅!理系であっても、最小限の法律知識がないと、大事な権利を失ったり、思いがけぬ責任を負うことになるかもしれません。企業の技術者や、大学の研究者ならば、知的財産権や製造物責任法(PL法)は知っておく必要がありますし、管理職に就いたときに、契約に関する最小限の法的理解や裁判の流れなどの知識を有していれば、憂いなく仕事に臨むことができます。本書は、理系にとって必要な基本的な法律を網羅し、わかりやすく解説します。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルからしてキャッチーであり、大学生協で買ってしまいましたが、まさにタイトル通りのことが書かれています。
    したがって、テーマは特許法・著作権法・不正競争防止法・製造物責任法などに絞られています。
    といっても、最初のほうは法律に関する根本的な話から書かれており、「債権」「債務」「法的責任」などの用語の正確な意味すら知らなかった私には好感が持てました。
    この本の特徴は、ただ単に法律を並べてそれを解説しているのではなく、豊富な事例を通してそこから解説を試みている点でしょう。一冊、本棚に入れておいて損はないでしょう。

  • 船橋西図書館。購入したい。

  • 特許権や著作権など、知的財産権に関して判例付きで分かりやすく説明されています。裁判所や訴訟の種類のような基礎知識も盛り込まれているので、理系に限らず法律に興味のある中学生や高校生が読んでみても良いと思います。

  • 「一連の「STAP細胞」騒動をめぐる報道では、理系の研究者をひとまとめに揶揄する「理系バッシング」のような傾向まで見えはじめています。しかし「割烹着」と「ムーミン」のお祭りに明け暮れていたあの頃のメディアと、論文を「コピペ」する研究者のあいだに、どれほどの違いがあるのだろう、とも考えてしまいます。
    それはともかく、最近ある法学者の方から、この問題の根底には、理系研究者が「法律的」なものの考え方に慣れていないことがあるのではないか、という意見を伺い、なるほどと思いました。極端にいえば、コピペにもコピペの流儀がある、というわけです。
    それを聞いて、そういえばこんなブルーバックスもあった、と思い出しました。」
    ブルーバックス・メール 第161号(No.161)より

    講談社のPR
    http://bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2576368

  • 【推薦文】
    今や理系の世界でも、法律のことを考えずにはいられなくなりました。そういった中、この本は主に特許権や著作権について理系の人向けに書かれています。全部読む必要はないかもしれないですが、特に大学院の新入生は研究する上で知っておくと後々役に立つときがくるかもしれません。
    (推薦者:知能システム科学専攻 M2)

    【配架場所】
    大岡山: B1F-文庫・新書 408/B/1636
    すずかけ台: 3F-一般図書 408/B/1636

  • 人に勧められる良書。

    「理系のための〜」という名の通り、技術者に関係する法律や、論文に関する法律知識にページが割かれているのが特徴。たとえば、契約書でカバーされる(されない)責任や、論文の著作権のありか、など。

    実例・判例は身近な例や有名製品・企業に関するものが多く(解剖学実習のテキスト、アリナミンAなど)、読み物としても面白い。巻末に判例索引がついているので、まずはどんな事件が引かれているのかを見てみるのも良いかもしれない。
    「ウェブサイトにおける他人の著作物の利用」の項目は、今やかなりの個人が掲示板を利用したり、個人サイト(ブログやSNSの日記なども)を持つだろうから、理系文系関係なく、高校生や大学生のうちに読んで欲しい(もちろん、すでに大人になった人も)。

    ケガなどの痛い話がニガテなので、そうした例の多い、PL法の章は読み飛ばしてしまった。50ページ以上割かれているし、勿体無いとは思っているのだけれど。

  • 内容は、やっぱり集中してないと頭に入らないような感じで、少し難解でしたが、具体的な事例がたくさん載っていて非常に楽しく勉強できました。でも、普段は飛ばし読みなので、牛歩のようなスピードでしんどかったです。

  • 技術者が知っているとよい法律を紹介している。
     特許法
     著作権法
     商標法
     技術情報の漏洩禁止(不正競争防止法)
     製造物責任法
     公益通報保護法
    など、重要な法律は網羅しています。
    憲法との関係での説明が希薄なことと、
    技術標準に関する工業標準化法について、1章設けていないのは残念です。

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著者プロフィール

一九六七年、大阪市生まれ。井野邊陽特許法律事務所所長(大阪市中央区)。弁護士。弁理士。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。一九九二年、株式会社荏原製作所に入社し、風水力事業の設計業務に従事する。二〇〇一年司法試験合格、二〇〇三年弁護士登録。大阪府立大学工学部(「工学倫理」担当。二〇〇四年より)他、大学における非常勤講師も務める。著書に『技術者のための倫理と法律』(ナカニシヤ出版)がある。

「2016年 『理系のための法律入門 第2版 デキる社会人に不可欠な知識と倫理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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