老化はなぜ進むのか―遺伝子レベルで解明された巧妙なメカニズム (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
3.36
  • (0)
  • (15)
  • (8)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 157
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062576628

作品紹介・あらすじ

老化の謎を遺伝子レベルで解き明かす! ヒトは細胞から老化する。ノーベル賞受賞で話題のテロメアからガン抑制遺伝子の驚くべき役割など老化研究の最先端をわかりやすく解説し、不老長寿の可能性を探る。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。(ブルーバックス・2009年12月)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 1章 現代の夢――老化予防
    男性更年期
    細胞の寿命
    第2章 ヒトはどのようにして老いるのか
    生理的老化
    病気との闘い≒老化との闘い
    心臓の老化
    第3章 老化のプログラム仮説
    細胞老化と個体老化
    第4章 テロメア――「老化時計」の発見
    死なない細胞
    老化時計か
    第5章 寿命を操る「ガン抑制遺伝子」
    細胞周期
    炎症性ストレスと老化
    第6章 老化しない細胞「幹細胞」をめぐるミステリー
    エピジェネティック因子
    第7章 老化のカギ「酸化ストレス」と「解糖系」
    ワールブルグ効果
    第8章 腹八分目は長生きする――長寿遺伝子の発見
    カロリー制限
    第9章 早老症とテロメア異常
    早老症
    DNA複製エラー
    第10章 アンチエイジング薬の最前線
    脂肪が寿命を制限
    血管を守る
    第11章 老化を防ぐ処方箋

  • ちょっと古いが細胞老化および個体老化についてのさまざまな仮説が医学者の視点から説明されていて勉強になる。p53遺伝子をめぐる議論や、iPS細胞が老化の研究に与えた影響の話などが面白い。早老症の話や、アンチエイジングの話もある。ブルーバックスはよい。

  • なんか難しい

  • 100歳になってもなにかしら社会により貢献できるかきになったから読む。(初めは無意識で手に取った。)
    結果、アカデミックな感じで実用的ではなかった。けどおもしろかった。
    余計なことはするなってことと腹八分目について記憶に残っている。
    あとは研究者ってかんじの視点だった

  • 老化とは細胞の異常を防ぐための精緻な生体防御システムだった。老化を操る遺伝子とそのプロセスを最新の研究成果をまじえながら解き明かす。

  • 2015年11月新着

  • ■本論とは関係ない感想だが,
     最新の(仮)説というのは結構,簡単に覆るのだなぁ…と。
    ■「最新の研究によると○○ということが判明した」
     というニュース等をよく聞いたりするが,
     脊髄反射のようにそのニュース等に飛びつくのは
     控えた方がよいのかもしれない。
    ■最新の研究であるがゆえに,あまり検証されていない分,
     (仮)説が覆りやすいのは当然といえば当然なのかもしれないけど。
    ■流し読みしてしまったので,細かいところまで読み込んではいないが,
     総論として悪くないと思います。

  • 半分くらいでアップアップ。専門用語だらけ。結局なんだったのか理解できず。

  • 読みやすいし面白いネタも多いが、タイトルの課題は解決せずもやっとしたまま。それだけ人間の身体は複雑なのだろう。

  • 老化はなぜ進むのか たまにはバイオ系の本でもと思って読んでみた。高校の時に生物の授業をとってないせいか分からない部分も多かったけれども、健康で長生できるように書かれた本。なんだかコペルニクス的転回が多い印象。 http://bit.ly/b64B1E

全17件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

京都大学医学部附属病院高齢者医療ユニット・糖尿病内分泌栄養内科、医学博士。

「2015年 『シリーズ進化生物学の新潮流 老化という生存戦略』 で使われていた紹介文から引用しています。」

近藤祥司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×