森が消えれば海も死ぬ―陸と海を結ぶ生態学 第2版 (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 108
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062576703

作品紹介・あらすじ

「森を育てたら、魚が帰ってきた!」
いま注目される、森林が海の生物に果たす役割

森はいかにして海を豊かにするのか
昔から、魚介類を増やすには水辺の森林を守ることが大切とされ、こうした森は「魚つき林」と呼ばれた。森の栄養が海の生き物を育てているのだ。現在、漁師たちが山の木を育てる「漁民の森」運動が全国で進められている。その科学的根拠ともなった「陸と海を結ぶ生態系」を解き明かす。

森と海はつながっている――新たな視点で生態系を解明した衝撃の名著から16年。日本各地、さらには東南アジアまで飛び回り、海の再生に取り組み続ける著者が、最新の事例と研究成果を大幅加筆し内容を一新!

感想・レビュー・書評

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  • 豊かな海は天然の森と川があってこそ!!
    何が豊かな海をもたらしているのかを一般読者向けに一通りまとめてくれてるおススメの一冊。

    本書に書いてある内容は一般知識として知っておくべき大切な事だと思う。一方、本書に書いてあるようなことを知る機会って普段生活してる中で殆ど無い気もして、小さい頃からごみを捨てるなと同じくらい教えてもいいんじゃないかなって思った。

  • 519-M
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  • 開発目標14:海の豊かさを守ろう
    摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99195032

  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00512532

  • 第1章「魚を育てる森」
    森林は水田への水の供給や薪炭の確保などの役割を担ってきた。また里山として人々に管理されることにより、栄養分を川や海に安定的に供給し、魚介類をも育くむことができた。近年は化石燃料や化学肥料の普及により森林整備が滞りがちになり、これらの機能の低下が懸念されている。

    第2章「森が貧しいと海も貧しい」

    第3章「海の砂漠化」

    第4章「海と人間のかかわり」

    第5章「地球再生のカギを握る森林と海]

  • [評価]
    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    この本を読むことで陸と海が川で密接に関係していることがよく理解できた。
    昨今、様々な異常気象で今までにないことがたくさん起きていることを考えるとこの本に書かれていることは他人事ではないと強く感じた。
    また、林業が廃れてしまっていることから植林を進める必要があるということは花粉症である自分としては積極的にすすめてほしいことの一つだね。

  • 昔から、魚介類を増やすには水辺の森林を守ることが大切とされ、こうした森は「魚つき林」と呼ばれた。「陸と海を結ぶ生態系」を解き明かす。

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