カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第3巻 分子生物学 (ブルーバックス)
- 講談社 (2010年8月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062576741
作品紹介・あらすじ
『カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書』シリーズは、米国の生物学教科書『LIFE』(eighth edition)から「細胞生物学」、「分子遺伝学」、「分子生物学」の3つの分野を抽出して翻訳したものである。『LIFE』のなかでも、この3つの分野は出色のできであり、その図版の素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。図版を眺めるだけでも生物学の重要事項をおおよそ理解することができるが、その説明もまことに要領を得たもので、なおかつ奥が深い。 『LIFE』は全57章からなる教科書で、学生としての過ごし方や実験方法からエコロジーまで幅広く網羅している。世界的に名高い執筆陣を誇り、アメリカの大学教養課程における生物学の教科書として、最も信頼されていて人気が高いものである。例えばマサチューセッツ工科大学(MIT)では、一般教養科目の生物学入門の教科書に指定されており、授業はこの教科書に沿って行われているという。 MITでは生物学を専門としない学生もすべてこの教科書の内容を学ばなければならない。生物学を専門としない学生が生物学を学ぶ理由は何であろうか? 一つは一般教養を高めて人間としての奥行きを拡げるということがあろう。また、その学生が専門とする学問に生物学の考え方・知識を導入して発展させるという可能性もある。さらには、文系の学生が生物学の考え方・知識を学んでおけば、その学生が将来官界・財界のトップに立ったときに、バイオテクノロジーの最先端の研究者とのあいだの意思疎通が容易になり、バイオテクノロジー分野の発展が大いに促進されることも期待できる。すなわち技術立国の重要な礎となる可能性がある。また、一般社会常識として、さまざまな研究や新薬を冷静に評価できるようになろう。 本シリーズを手に取る主な読者はおそらく次の三者であろう。第一は生物学を学び始めて学校の教科書だけでは満足できない高校生。彼らにとって本書は生物学のより詳細な俯瞰図を提供してくれるだろう。第二は大学で生物学・医学を専門として学び始めた学生。彼らにとっては、生物学・医学の大海に乗り出す際の良い羅針盤となるに違いない。第三は現在のバイオテクノロジーに関心を持つが、生物学を本格的に学んだことのない社会人。彼らにとっては、本書は世に氾濫するバイオテクノロジー関連の情報を整理・理解するための良い手引書になるだろう。
感想・レビュー・書評
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今や既に第5巻まで発刊されていたんですね。改めて読み返していますが,生物学の基礎的な素養を身につけるのにふさわしい,良書です。
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異世界分子生物学会タグが面白かったので手に取った。
遺伝子操作の作物って、どういう目的で遺伝子操作されているのかよくわからないままに敬遠していたけど、特定の栄養素付加を目的にしたものはともかく、環境適応だったり病害虫への耐性付与を目的にしたものは、直接人体に影響が出るものでもないのかな、という気がしてきた。が、それらの作物を用いた加工食品が店頭に並んでいたところで、どんな目的での遺伝子操作を行ったか、までは書いてない気がするので、そうするとやっぱり敬遠し続けてしまうかもしれない…。 -
生物学、第2巻分子遺伝学、第3巻分子生物学
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【配置場所】工大新書B【請求記号】464.1||B【資料ID】91100943
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生物学を専門として学び始めた学生に おすすめです。
理図書 460||Sa13||3 11720630 -
この教科書がアメリカでは一般教養用とは・・・
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この内容が文庫本サイズで読めるというのが魅力。
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1-6 生命科学