ナチ独裁下の子どもたち: ヒトラー・ユーゲント体制 (講談社選書メチエ 159)
- 講談社 (1999年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062581592
作品紹介・あらすじ
「青少年を手に入れるものは、未来を手に入れる」。ヒトラー・ユーゲントは、子どもの「ナチ化」を推進する。しかし「子どもの独占」が完成したとき、「反逆」も子どもたちから始まった。サボタージュ・反抗・学力低下。さまざまな証言から、「総統の子どもたち」のこころの実態に迫る。
感想・レビュー・書評
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国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)政権下のドイツにおける子供たちの教育に関する研究書(1999/06/10発行)。
ナチス第三帝国時代に組織された「ヒトラー・ユーゲント」は、当時熱狂的にドイツの青少年に支持されていたように思われがちですが、実際には子供たちのサボタージュ、反抗などの抵抗を受けていたことが本書を読むとよく判ります。
当時のドイツの子供たちの実態を知ることが出来る貴重な本だと思いまが、多少物足りなさを感じる本でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
戦争を起こさないようにするには、戦争を起こさないような政治家に投票する、だけじゃだめなのかな。
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2008年11月1日
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かなり分かりやすい。おもしろい
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子供たちをナチ色に染めようとするヒトラー・ユーゲント体制を解説。誰もがナチ色に洗脳されたわけではなく、「エーデルワイス海賊」と呼ばれる逸脱者がたくさんいたのが救い。