- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062584760
作品紹介・あらすじ
現実の日本人は、学歴もさまざま、職業も年収もさまざまなのに、なぜ人口の九割が「自分は中流」と思っていたのか?社会と意識のあいだには「みえない境界」があって、それが人びとの階層意識を枠づけている。格差意識の広がりも、「みえない境界」に目を向けることで、別の一面が顕わになる。時間・空間・価値意識をキーワードに「日本人」を分析する。
感想・レビュー・書評
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▼福島大学附属図書館の貸出状況
https://www.lib.fukushima-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/TB90222370
(推薦者:経済経営学類 金 敬雄先生)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
社会
思索
政治 -
登録日:10/6
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「意識」はどこまで「自由」なのか。この問いかけにひかれて興味深く読めた。「一億総中流」から「格差社会」へ、日本人の階層意識はダイナミックに変化しているが、その内実をあくまで実証的に検証しているところに本書の特徴がある。学術論文ほど厳密な論考ではなく、あくまで一般向けなんだろうが、やはり硬くて繰り返しの多い文章で決して読みやすくはない。それでも日頃なじみのない数理社会学・計量社会学の考え方がとても新鮮で面白かった。
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そもそも日本人は、なんで階層意識を持ちたがるのか。
だいたいこういう意識を持つ奴らほど、心が狭いというか小さいね。
馬鹿馬鹿しい。
大学出ているから偉いなんて時代でもない。
さあ、日本人よ、島国根性を捨てよう。