発達障害の子のコミュニケーション・トレーニング 会話力をつけて友達といい関係をつくろう (健康ライブラリー)
- 講談社 (2013年11月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062596831
作品紹介・あらすじ
ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリースペシャル》
【ゴールは「いいお友達」になること】
会話や友達付き合いのトラブルから子どもを守るトレーニング方法を紹介。
15のステップで話す・聞く力が身につき感情表現も豊かになる!
友達の話を聞かず、自分の言いたいことばかり話す。
ちょっとからかわれただけで、キレて暴力をふるう。
そのような会話のトラブルを何度もくり返す子がいます。
そのままにしておかないで、トレーニングをすることで、
ケンカやいじめなどの大きな問題に発展することを防げます。 (第1章より)
家庭で楽しくトレーニングすれば、
1.相手の話をしっかり聞ける
2.相手の気持ちを想像できる
3.自分の気持ちを伝えられる
そして、学校生活が楽しくなる!
《会話のトラブルが多い子どもたち》
【Aさん】友達が嫌がっていても言いたいことを言い続ける
【Bさん】意見や感想を聞かれると黙りこんでしまう
【C君】すぐにバレるようなウソをいくつも言う
【D君】興味のない話になるとふざけたり暴れたりする
【E君】口げんかの末に刃物を持ち出し大事件に
《いますぐ15ステップのコミュニケーション・トレーニング》
【STEP】
【1】笑顔
【2】声の大きさ
【3】聞く姿勢
【4】気持ちの読みとり
【5】順番に話す
【6】相手をほめる
【7】質問
【8】話題選び
【9】謝る
【10】要求
【11】自己表現
【12】説明する
【13】事実と意見
【14】主張する
【15】距離のとり方
《本書の内容構成》
1.会話のトラブルが多い子どもたち
2.発達障害の子のコミュニケーション能力とは
3.15ステップのコミュニケーション・トレーニング
4.子どもにあわせてテーマ・レベルを調整する
感想・レビュー・書評
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発達障害の子、とあるけど、
コミュニケーションが苦手なタイプの子どもにも、大人にも、すごく参考になると思います。
最近、ときどき発達障害の本を読んでいます。
娘に気になることがあって、子どもの発達障害の本を読み始めたのですが、読み始めて感じたことは、
娘というより、「あれ?私が発達障害?」と思うような箇所を見つけたからです。
今更私が発達障害だから何なの?って感じなんですが(笑。
だって、生きてきて困ったことはないので。
でも、もし発達障害の私が育てた娘は、やっぱり発達障害なのかなー?
そうしたら、私は困らなかったけど、娘は困るのかなー。と思って、子どもの発達障害の本を読んでいます。
これを読んで感じたことは
「私は発達障害というより、ソーシャルスキルが足りないのかな?」
ということ。
・・・私にはママ友がいません。そういうの、面倒なんで一人を貫いてたからなんですが。
学生時代からの友達はいますが、新しい友達を作りたいとは思っていないので、今更そういったスキルを磨く必要もない感じ?
しかしソーシャルスキルが足りない私が普段、娘と大半の時間、家でコミュニケーションをとっているわけで、
それじゃあ、娘のソーシャルスキルも育たないのかなー。
意識して、娘のソーシャルスキルを育てるべきなのかしらん。と思いました。
15ステップのコミュニケーション・トレーニングの章は、カラーコピーして小冊子にしちゃいましたよ(苦笑)。遊びのように取り入れることができるやりかたもあるので、
まだ、母子でいる時間が長い今のうちに、娘とのコミュニケーションを育てていきたいと思います。
この本のこの部分は、発達障害じゃなくても参考になるんじゃないかと思う。
82ページに「いいお友だちを作ること」「感じのいい子になること」「自分の居場所を作ること」
を目指す、ってあります。
私も娘に、いい友達を作ってほしい。
面白い子、でも、天然だけどかわいい、でも何でもいいから娘の印象が「感じのいい子」って思ってもらえたらいいな。と思う。
そして最終的に、学生時代に家以外の「外」で、自分の居場所を作ってほしいな。と思います。
友達がいて居場所があったら、怖いものないよね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大人になってもコミュニケーションが苦手なほうだから…
これは楽しく読めました。
ああ、最初のつまずきはここだったんだ。と…
子育てしながら、ああ、こう教えるべきだったのか!って…遅すぎましたかね。でも気づくことに遅すぎるということはないですよね。 -
☆家庭はがらがら電車、学校は満員電車
☆たすけてワード、〇〇ならできそうです、〇〇がうまくできません、〇〇してもらえますか?、〇〇だから〇〇していいですか?、大丈夫じゃないです。
☆トレーニング①笑顔②声の大きさ③順番に話す④相手を褒める⑤質問する⑥事実と意見⑦主張する -
コミュニケーションのトラブル例と、それに対して、何をしたらいいか、具体的に書いていて、分かりやすかった。もう少し早くに知りたかった。レベル別や、子どもが継続するために何をしたらいいかが、分かりやすかった。
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よくまとまっていて、とても参考になる一冊できた。
フェーズやその中での取り組み方が分かりやすくて、どこからでも参考になると思います。 -
すごくわかりやすいと思います。
友達と「さわやかに」つきあう、って
素敵な表現ですよね。
私にはハードル高いですが。 -
有光興記/監修
ソーシャル・スキル・トレーニングのなかから、とくにコミュニケーションに注目して、トレーニング方法を紹介。トラブルの事例を挙げ、どんなトレーニングが有効か、説明する。