- Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062602242
作品紹介・あらすじ
明治を生きる万里子と卯野の一大青春ロマン11歳のとき横浜の貿易商叶屋にひきとられた卯野は同い年の万里子と出会った。ハイカラな風物、異人さん、新しいことづくめで未知への夢がふくらむ2人だが…。
感想・レビュー・書評
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2017.5.27市立図書館(長女)
第1巻が少女編、としたらこの巻は青春編。じゃじゃ馬お嬢さま万里子はフェリスの女学生、万里子の父に引き取られた孤児の卯野は看護婦見習いとなって3年、二人が同時に想いを寄せた隣家の青年森さんはアメリカへ留学中、飛ぶ鳥落とす貿易会社の社長として戻ってきた竜助が万里子に近づく。叶屋は山手に移転するも...
シリアスと息の抜けるコマのあんばいなど、安心できる構成で、叶屋の命運は、万里子、お卯野たちの運命は、友情と一途な恋、矜持と打算...さまざまな思いを天秤にかけた綱渡りのごとき夢中にならずにいられない展開。王道の大河ラブロマンスというだけでなく、この時代この舞台ならではの混血や家と女の問題などもちりばめられていて、読み応えがある。
→2017.8.4購入詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館の本
出版社/著者からの内容紹介(BOOKデータベースより)
船の火災で父を亡くした万里子は、莫大な借金を背負った叶屋を救うため、竜助との縁談を承知する。へびのようにきらっていた竜助との結婚生活は、形だけの空虚なものだったが……!?
万里子から森太郎へのことづてを胸に、卯野は単身アメリカ行きの船に乗る。万里子と一緒に乗るはずだった船に、ただ1人森太郎をめざす運命の不思議さ……。やがて卯野は、青海原の果てにサンフランシスコの街並みを見るが!?
万里子が大人になっていく。竜助も下手だなぁと思うけれど万里子への気持ちは立派。ちゃんと形になっていく。
でもやっぱり万里子はヨコハマの子なのですね。
卯野の度胸と強さはない。サンフランシスコでの展開が気になります。 -
少女マンガの最高傑作!
私が今まで読んだ中で一番心酔した物語です。
夢と希望と愛がいっぱい詰まった、大和和紀先生の作品の中でも最も好きな作品です。 -
お卯野LOVE。
竜介がお卯野みたいなこを好きななればよかった、とあったけどこの二人が夫婦になったらとは想像できない。 -
持っていたのは連載当時のコミックス
が、データがないようなので文庫版で登録