あしたのジョー(10) (講談社漫画文庫)

  • 講談社コミッククリエイト (2000年10月3日発売)
3.79
  • (13)
  • (8)
  • (20)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 141
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062607735

作品紹介・あらすじ

ジョーがついに、東洋のタイトルを奪取! 東洋バンタム級チャンピオンとなったジョーは、勢いに乗ってハワイで初防衛戦を行う。そこで再会した世界チャンピオンのホセから、強烈な一発を浴びてしまった

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 金龍飛戦からハワイでのジョー、ホセそれぞれの一戦、帰国まで。

    金龍飛戦が熱い。
    自分の意思で地獄へ向かった人とたまたま地獄に落ちた人では、どちらも地獄から這い上がったという結果は一緒になるけど、自分の意思で地獄に向かった人の方が強い、尊いと教えてくれる。


    >>金龍飛戦の流れのまとめ
    ジョー
    「倒されると分かっていながらなぜ俺は立ち上がるんだろう」


    「ふつうあれだけの私の攻撃を受けたら肉体的にも精神的にもボロボロになり、立ち上がれるはずないのに…。あの執念深さはどこから来るんだ」
    「精神的にボロボロのはずなのに…あいつの目は死んでいない」
    金は怖くなって、玄大佐の「舞々をしろ」の指示に従わない。
    従わない金に対して、大佐は「従わないなら今後コーチしないぞ」
    その顔色ばかり気にする金。
    この一連の流れで、金は自分の意思で戦っているわけではない、大佐の操り人形だと分かる。

    ジョー
    「力石は"自分の意思で"水すら飲まなかった。金は水くらい飲んでただろう。金は飲めなかっただけだ。」
    「こいつは力石に劣る。その力石と本気で戦った俺はこいつに屈服してはいけない。」
    と気づく。

  • チョムチョム舞々 金龍飛 死の寸前の飢えが何も絶対じゃねぇ 西と紀ちゃん パンチドランカー 香山リカ それまでのように偶像視の対象になるような正義のヒーローとは程遠い歪みや欠如や葛藤を抱えた人格の持ち主ばかりだ そして見えない領域に思いを馳せて見えてくる物語にこそ実は真実が潜んでいる

  • 「力石徹をわすれたの!!」葉子のひと言で、ジョーは金の呪縛から解き放たれ持ち前のパワーを爆発させて、ついに東洋のタイトルを奪取した。次のターゲット世界チャンピオンのホセ・メンドーサを追い求めて、ジョーは東洋タイトルの防衛戦のために、ハワイに乗り込む。ホセを目の前にすると、ジョーは暴走する想いが押さえきれない。はたして、初防衛戦のゆくえは!?

  • いやー、金を倒すシーンがすごくいい!やっぱ力石はすごい人だったのである。
    そしてついに最強の敵、ホセ・メンドーサが絡んできた。怒涛のクライマックスに向けて突進する予感。

  • 最終巻まで一気に読んだのだけど、私の一番の盛り上がりはホセ戦ではなくてこの金飛竜戦。
    力石くんへの賛辞に溢れたジョーの台詞に泣かされる。

  • 金竜飛戦続き→パンチドランカーの症状が徐々に→ハワイにて初防衛戦→凱旋帰国まで。だんだんパンチドランカーの症状がはっきり表れるようになってきて、不幸な展開しか予想できない状況になってきた。

  • 昔読んだけど、ひさしぶりに読みたい。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

ちばてつや(本名:千葉徹弥)1939年(昭和14年)1月11日、東京築地の聖路加病院で生まれる。 同年11月に朝鮮半島を経て、1941年1月旧満州・奉天(現中国・遼寧省瀋陽)に渡る。 1945年終戦。翌年中国より引揚げる。 1950年、友人の作る漫画同人誌「漫画クラブ」に参加。1956年、単行本作品でプロデビュー。1958年「ママのバイオリン」で雑誌連載を始め、1961年「ちかいの魔球」で週刊少年誌にデビュー。 主な作品に「1・2・3と4・5・ロク」、「ユキの太陽」、「紫電改のタカ」、「ハリスの旋風」、「みそっかす」、「あしたのジョー」、「おれは鉄兵」、「あした天気になあれ」、「のたり松太郎」など。 公益社団法人日本漫画家協会会長。 東京都練馬区在住。

「2022年 『わたしの金子みすゞ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ちばてつやの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×