いのちの詩 (ちひろ美術館11)

制作 : いわさきちひろ絵本美術館 
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (83ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062612555

作品紹介・あらすじ

「世界じゅうのこどもみんなに平和としあわせを」。ちひろが願い続けたものは"子どもたちの輝く未来"。その無垢な表情に込められた、ちひろの愛と平和のメッセージを送ります。

感想・レビュー・書評

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  • ちひろ美術館の、ちひろさんの画集11巻目ですね。
    この画集は、ちひろさんの平和への祈りと、世界中の子どもたちの命への願いがこめられています。
    観賞しながら、胸が熱くなり、涙が自然にあふれてきます。
    ベトナム戦争に憤りを感じられて、なんとしても子どもたちへ思いを至らずにはおられない、慈愛に満ちあふれています。
    ちひろさんの思いをこめた言葉は、たくさんあります。
    ひとつだけ

     『平和で、豊かで、美しく、可愛いものが
      ほんとうに好きで、
      そういうものをこわしていこうとする力に
      限りない憤りを感じます。』

    ちひろさんも東京大空襲で焼け出された経験をもたれています。戦争の記憶はいのちに刻み込められていて、作品に深く平和への願いと祈りが表れています。
    戦争のない世界。
    平和で美しい社会を子どもの未来を…、明るく元気な笑い声を子どもたちから奪わないで…、ちひろさんの願いを渾身から描いた画集ですね。

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著者プロフィール

(1918-1974)福井県生まれ。東京で育つ。子どもを生涯のテーマとして描いた。1977年アトリエ兼自宅跡に、ちひろ美術館・東京開館。1997年安曇野ちひろ美術館開館。

「2020年 『ひとりひとり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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