- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062632324
作品紹介・あらすじ
スイスの少女の生き別れた父親は、指名手配中の殺人犯?
海外でお正月を過ごす三姉妹。日本から殺人犯が逃亡してきて!?
中世の面影を残すスイスの小さな町・ムルテン。ウィーンの事件を解決した三姉妹は、新年をスイスで迎えようとやってきた。一方、水科梨香は殺人容疑で指名手配中の父を追ってムルテンへ。もう一人の娘がいると知らされたこの町に父がいるに違いないのだ。かくして静かなムルテンに起こるべくして事件が!!
感想・レビュー・書評
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10
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20140426読書録「三姉妹探偵団10父恋し篇」3
著者 赤川次郎
出版 講談社
p136より引用
“何しろ、少々の降りではない。「車軸を流す
ような」という古い形容詞を思い出す、そんな
雨が昼過ぎから続いていた。”
目次から抜粋引用
“スイスへ
出会い
姉妹
誘いの手
手紙”
おっとり長女、しっかり次女、ケチ三女の
三人姉妹を主人公とした、長編ミステリー小説。
人気シリーズ第十弾。
ウィーンでのゴタゴタが片付いて、その
ついでにスイスまで足を伸ばした三姉妹と刑事
国枝。食事をしようと入ったレストランで、よく
わからずに食べそこねてしまったのだが…。
上記の引用は、古い事件についての回想
場面での一文。水車が一般的であった頃から
の言葉でしょうか、そんなに強い雨が降ったら
被害は甚大でしょうけれど、水車のある風景を
思い浮かべると、風情のある言葉だなと思います。
三毛猫ホームズシリーズでも、ヨーロッパまで
出かける羽目になった話がありましたが、その
時の取材を元に、前作と今作も書かれている
のかも知れませんね。著者は確かクラシック
音楽のファンだそうなので、自然と海外を舞台に
するとなると、ヨーロッパ方面に目が向くのか
なと思いました。
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スイス編.今回の犯人は結構読めたかな?ミステリーとしては読みやすいからついつい読んでしまう.
-
読