英雄・生きるべきか死すべきか 下: 柴錬三国志 (講談社文庫 し 2-36)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (701ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062633895

感想・レビュー・書評

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  • 作者は、孔明が出師の表をしたためて
    魏との決戦に向け成都を発つこの場面を
    書きたいが為にこの著書を作りあげたそうで
    "英雄ここにあり"という題名はその為につけたそうな。
    そう言うだけあって最後の最後まで目が離せなかった。
    後半は世代が変わり姜維に呉や晋といった面子の戦いとなるが
    孔明死後の後の展開を知らなかった分
    滅していくだけと分かっていても、物語が途中で終わるとも楽しめた。

  • 完結編。
    諸葛亮が死に、姜維が蜀を任される。
    そして鐘会と結束して蜀復活を目論むが、失敗に終わる。
    姜維好きな私は大満足。
    晋に統一されるまでが三国志だ。

  • もう諸葛亮ファンためだけのお話です。出師の表は何度読んでもいいですね。

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著者プロフィール

1917年-1978年.岡山県生れ。慶應義塾大学支那文学科卒業。在学中より「三田文学」に現代ものの短編を発表。戦後、「書評」の編集長を経て、創作に専念。1951年、『イエスの裔』で第26回直木賞を受賞。以後、時代小説を中心に創作し1956年より「週刊新潮」連載開始の『眠狂四郎無頼控』は、剣豪小説の一大ブームを起こす。1969年に『三国志英雄ここにあり』で第4回吉川英治文学賞を受賞主な作品に『赤い影法師』『御家人斬九郎』『剣は知っていた』『決闘者 宮本武蔵』『チャンスは三度ある』など多数。

「2022年 『第8監房』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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