検察捜査 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 666
感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062635462

作品紹介・あらすじ

横浜の閑静な高級住宅街で、大物弁護士・西垣文雄が惨殺された。横浜地検の美人検察官・岩崎紀美子は、捜査を進めるほど、事件の裏に大きな闇を感じる。日弁連と検察庁、警察庁そして県警の確執…。現役弁護士作家が法曹界のタブーを鋭くえぐった、第40回江戸川乱歩賞受賞の傑作リーガル・サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • 若くて美しい女性検察官が、弁護士殺人事件の捜査を行う。出てきたのは、検察至上主義者や弁護士会の陰謀。弁護士側は検察官から捜査権を剥奪しようとする。一方、検察官の減少に悩む検察側は、検察官確保のため、司法研修から検察を独立させようとし、弁護士との対立を煽るため弁護士会館の強制捜査を行う。どういう結末か気になり読み進めましたが、さすがに殺人はやりすぎでしょう、というのが率直な感想。

  • 現役弁護士が書いたリーガルサスペンス。第40回江戸川乱歩賞受賞作品は、検察官の仕事内容がよくわかる副読本にもなっています。当時の検察官志望者減少、検察官・裁判官・弁護士の法曹三者の権力争いなどの問題点を押さえつつ、生意気な女性新任検察官を主人公に据えたのも成功しています。
    黒木瞳主演でテレビドラマ化もされました。

  • 二重螺旋がぶつかるストーリーが好き。
    中丸は悪いことしたのか?弁護士倫理に背くだけで懲戒されるもんなのか?

    捜査コード「L166」は覚えておくと便利かも笑

  • 内容紹介
    横浜の閑静な高級住宅街で、大物弁護士・西垣文雄が惨殺された。横浜地検の美人検察官・岩崎紀美子は、捜査を進めるほど、事件の裏に大きな闇を感じる。日弁連と検察庁、警察庁、そして県警の確執……。 現役弁護士作家が法曹界のタブーを鋭くえぐった、第40回江戸川乱歩賞受賞の傑作リーガル・サスペンス! 1984年週刊文春ミステリーベスト10 第1位。(講談社文庫)

  • 新 の方を先に読んでからの、コチラ。

    相変わらずぶっ飛んだ設定に、やっぱり好きになれない…だって全然リアリティーがないんだもの。
    検察が殺し屋雇って相容れない意見は排除する、ってハリウッド映画かなんかですか?
    真面目な犯罪捜査モノ読みたかった自分には無理ー!

  • 20161215

  • 読了

  • ブックオフにて1$で購入(再読)。女性検事による捜査を描いたリーガルノベル。さすがにここまで検察組織が腐敗していることは考えにくいが、見えにくい司法制度の問題点(検察の人員不足と有罪率)を突いた点は興味深い内容。

  • 最近、純文学的な心の内へ内へと向かっていく小説を読んだりしていたので、なんだか疲れてしまい、ストーリーで楽しませる小説が読みたくなって、購入。

    法曹界の権力闘争による殺人事件は、弁護士会の派閥争いから大きく姿を変えていく。
    なかなかリアリティがあっておもしろかった。

  • 151124

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著者プロフィール

1955年茨城県生まれ。早稲田大学法学部卒。ジョン・グリシャムの作品に影響を受けて小説執筆を始め、横浜弁護士会に所属しながら1994年『検察捜査』で第40回江戸川乱歩賞を受賞。現役弁護士ならではの司法界のリアリティと、国家権力の影を作品に取り込むスケールの大きいエンターテインメントで人気を博す。著書に『違法弁護』『司法戦争』『第一級殺人弁護』などがあり、本書は『検察捜査』『新検察捜査』に続き女性検事の岩崎紀美子が活躍する最新作である。

「2023年 『検察特捜 レディライオン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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