アジアの友人 (講談社文庫 し 48-3)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062639507

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  • 東南アジアを中心に、貧乏旅行したときのことが書かれている旅行記。
    アジアの適当さやパワーが伝わってくるが、何もしないでいるには心地よいのだろう。

  • 新卒で入った新聞社を辞めて長期の旅へ出発した著者は気がついたらアジアとの付き合いが20年を超えていた。著者はその間何度もアジアへ足を運び、いくつもの出会いを経てアジアに友人もできていた。もちろん日本国内にも。本書では日本で暮らす在日朝鮮人の彼と不法就労のタイ人女性のカップルの話が描かれているが、とても興味深かった。日本で頑張る異国(アジア)の友人の生きざまを通して著者は日本社会の現実を見てしまうのであった。その日本社会の現実とは著者がアジアに逃げてでも距離を置きたかったそのものである。

  • 2冊重複。

  • 先日中国に行ったとき。現地の中国人と話した。なんでこの辺りのデパートの店員たちはみんな座って(猫もいる)客に見向きもしないのか。なんでメガネ屋さんのショーケースに並んだ商品があっちゃこっちゃに乱雑に並んで整頓されてないのか。なんで注文と違うものがでてきたり。なんでそんなに待たせたり。なんでそんなにサボるのか。中国人はボクにこういった。日本人は働きすぎだよ。日本人はルールに厳しいよ。ワタシタチハちゃんと真面目に働いてるよ。中国人って口調が荒いっていうかサバサバしてるよね?ちょっと冷たいっていうか。。中国人はボクにこういった。ワタシタチハ自立しているんだよ。なるほどねえ。

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著者プロフィール

1954年(昭和29)長野県生まれ。ノンフィクション、旅行作家。慶応義塾大学卒業後、新聞社勤務を経てフリーに。『12万円で世界を歩く』(朝日新聞社)でデビューし、以後、アジアを主なフィールドにバックパッカースタイルで旅を続け、次々と著作を発表している。『週末ちょっとディープな台湾旅』『週末ちょっとディープなタイ旅』(朝日新聞出版)、『旅がグンと楽になる7つの極意』(産業編集センター)、『沖縄の離島 路線バスの旅』(双葉社)など著書多数。

「2023年 『旅する桃源郷』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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