次女と野獣 三姉妹探偵団(13) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.45
  • (10)
  • (7)
  • (40)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 206
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062645355

作品紹介・あらすじ

佐々本家にかかってきた謎の電話。それは次女・夕里子を恋人にする、という不気味な宣言だった。謎の男は夕里子の恋人・国友刑事を卑劣な罠にかけ、長女・綾子を異様な病院に閉じこめ、三女の珠美も誘拐、監禁してしまう。やむをえず夕里子は犯人の待つホテルへ向かうが──。大ピンチの三姉妹は果して?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 三姉妹の個性や魅力が見所でした。
    謎解きよりも、三姉妹を始め夕里子と国友さん、順平と妹さんなど、登場人物の絆や繋がりが印象的。

    クライマックスからエピローグまではあっさりしてて、さらっと読めてしまいました。

    ただ、犯人の夕里子に対する愛情はやっぱり不気味…
    現代ならもっと大変なことになってたかも。。

    国友さんとのラブシーンにはほっこりしました(*´ω`*)
    読後感◎です!

  • 登場人物の性格に作者まで引っ張られているような感じの作品です。
    三姉妹の性格を考えると、どんなことが起こってもおかしくないように感じます。

    警察の失態と思われることが、こんなに頻繁に起こるのでしょうか。
    国友さんの人間らしいところがとてもよく描かれています。
    警察をよく描いてくれたと表彰されるような描きぶりでないのはなぜかが疑問です。

    鍵を変えたら、鍵を変える会社まで、買収されていたというのはちょっと気味が悪いです。
    都会の行き止まりのような雰囲気を描写されたかったのでしょうか。

    三姉妹の性格描写が中心なのだと思うと、諦めが混じっているかもしれませんが、納得できてしまいます。

  • 新登場の、いかにも善良そうな人間にはご用心。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

赤川次郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×