偉大なる王(ワン)

  • 講談社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062680080

作品紹介・あらすじ

密林の洞窟の中、一頭の虎が誕生した。その名は「王」。かれこそ森林の王者になる運命のもとに生まれた虎だった。幼い虎は、自然の中で生きぬく術を母から学び、ほかの動物たちとの戦いを制し、やがて人間たちからもおそれられる真の王者へと成長していく-。きびしくも美しい大自然を舞台に、ほこり高い虎の一生をえがく動物文学の傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 虎も人も威厳あるのが素晴らしいわ…

  • ポプラ社版/ 世界の名著39
    和久利誓一訳

    小5のときからの愛読書です。幻の本となってしまったようです。

    引用は、この手もとの本からさせていただきます。

  • 痛快世界の冒険文学 8

  • 私が初めて読んだのは、いったい誰が訳したどの版だったのでしょう?最初に読んだ時期が近いからか否か、中島淳『山月記』の虎と、この「ワン」の、イメージが重なっちゃってます。でも、重なっててもいいのですよね、いずれも「アムールトラ」のはず。これこそ、私が、知るかぎりにおいて現在の地球上で最も大いなる畏怖をもって崇める動物。アムールトラに会いたい、というだけの理由で動物園に赴くこともあります。そのたびに、ワンや『山月記』が浮かんできて、限られた囲いの中のこの立派な動物に申し訳なくなったりもするのですが(そういう想いも込めて、「おーい、こんにちは、また来たよー!」などと御挨拶して、それで彼女が私と視線を合わせてくれるのを至福と感じたり)。ウサギなんぞ腹の足しにもならぬでしょうが、この私は、アムールトラの餌食にならなってもいい、と思っているのですよ。「アムールトラ讃頌」みたいになりましたが、私の「傑作虎本」その1。内容には触れませんが、虎がお好きの方は、どうぞお読みください。

  • 泣けます。虎好きな人は。

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著者プロフィール

1952年、東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。1986年、『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞受賞、同作でデビュー。1988年、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞受賞。2013年、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞受賞。「どうわがいっぱい」シリーズの作品に、「もぐら」シリーズ、「ペンギン」シリーズなどがある。

「2022年 『がっこうのおばけずかん シールブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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