- Amazon.co.jp ・本 (100ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062683944
感想・レビュー・書評
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額縁構図法は自然と人工を調和させるので日本の庭の撮影に合う。日差しが強い時は太陽に雲がかかるまで柔らかい光を待つ。紅葉は逆光が美しい。が、青空が入りすぎると情緒感に欠けるので、山の縁や建物の陰などを選ぶと紅葉の色が強調される。人の少ない雨の日は葉にツヤが出て紅葉が鮮やかになる。月は望遠の多重露出で。組写真は寄りの1カットで決まる。順光で撮る時は偏光フィルター。
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単に美しい写真を撮る為の技術を解くというより
京の文化や意味を知り、構図を考えることに主眼がおかれているように思う。
掲載されている写真は本当にどれも美しく
ちょっとした裏技として書かれてる、曇りの日や雨の日に撮影することの薦めや
同じロケーションで季節や時間、露出などによって
ここまで変わるという比較写真も載っているのが非常に参考になる。
ただ写真を撮るのではなく
京都を愛しているのだな、という気がする。
自分が大好きだった平野神社の桜が
全ての品種ごとにアップで写真が載っていて嬉しくなった。
また、町屋についてのページも良かった。 -
Amazonの紹介では、著者・水野克比古は、京都撮影の第一人者と紹介されているが、彼の京都写真集を幾つか見ましたが、正直、どれもパットしない。
古都・京都は、誰もが写真に収めたいと思い、被写体も多いと思うのだが、その撮影術などが書かれた本は少ない。
この本は、そんな数少ない京都撮影術が書かれた本なのだが、著者・水野克比古の写真紹介に終わっており、肝心の撮影術については、殆ど書かれていない。
また、2004年の刊行だが、用いてるのはフイルムカメラのようだ。
ただ、今まで見てきた彼の写真集よりも幾分か魅力ある写真が、掲載されている。
「京都の撮影法」を、お探しの人には、竹下光士(地元写真家)「京都撮影四季の旅―地元写真家おすすめの名景120選 (ニューズムック)」をお勧めします。
参照)
メディア・マーカー:
http://mediamarker.net/u/togusa03/?asin=4779605857 -
2009年度 110冊目 8/11