お父さん! これが定年後の落とし穴 (The New Fifties)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062692847

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  • 団塊世代の高齢者は、若年層から「良いトコ取りの勝ち逃げ組、若年層の税金/年金の搾取者」と思われているが、当人たちは意外と悲観的なのが、可笑しくもあり、腹立たしくもあり。世代間対立が深まる訳だ…。

    【以下、本書抜粋】
    ・団塊世代は、その親の世代ほど十分な年金を貰えない為、将来が不安。 ←若年層から見ると、羨ましすぎるぐらいの年金支給額な筈なのだが、それでも老後が不安…。世に不安の種は尽きないもの。

    ・子供に対して経済的な支援をするだけでなく、親子間の確執から家庭内暴力、殺人事件に発展するケースが後を絶たない。高齢者虐待の加害者は息子・嫁が突出して多い。 …年金受給者となった親にパラサイトする団塊ジュニアがお荷物となる可能性は十分ある。(P199)

    ・年金、仕事、医療、介護と、団塊世代を取り巻く環境は悪化する一方だが、絶望するのはまだ早い。(P218)

著者プロフィール

ルポライター。1948年、茨城県生まれ。中学卒業後、東京で集団就職。調理師、ギター流し、地方新聞記者、編集者など二〇数回の転職を経験。政治、教育、社会問題など幅広い分野で取材、執筆活動をつづける。主著に『ひとりビジネス』『スキャンダル戦後美術史』(以上、平凡社新書)、『さよなら、東大』(文藝春秋)、『デカセーギ──漂流する日系ブラジル人』『お騒がせ贋作事件簿』(以上、草思社)、『「金の卵」転職流浪記』(ポプラ社)などがある。

「2009年 『できる奴はIC(インディペンデント・コントラクター)になる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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