死神うどんカフェ1号店 一杯目 (YA! ENTERTAINMENT)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062694865

感想・レビュー・書評

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  • 重たいの読みたくなくて、タイトルの割にはポップそうなイラストの表紙にひかれて、かつ、さくーっと読めそうだったから手にとってみた。

    設定がユニークでした

    2022.5.15
    74

  • おきてしまったことを変えることはできない。だから今できることをする。
    カフェオレとかまたまがウリの1号店。
    今日も元気に開店です!

  • ・高校1年生にして生きることを喜ばないでいようとする、他者と交わらないでいようとする希子。その理由は・・・
    ・たまたま入ったうどん屋には意識不明で重体のままでいるはずの少年が働いておりそれなりに楽しくやっていた。
    ・本当は多感で世話焼きな希子にはうどんカフェの居心地は良かった。
    ・自ら閉じようとしてきた希子の心は開かれていくのか、亜吉良は復活できるのか、そのときうどんカフェにいられるのか、が今後のメインとなるのだろうが、それまでの間のうどんカフェでのさまざまなエピソードを楽しむ話なのだろうと思う。

    ▼死神うどんカフェについての簡単なメモ

    【亜吉良/あきら】溺れそうになっていた希子を助け自分は意識不明の重体に。のはずだったが? 事故までは亜吉良と希子の間には特に交流といえるものはなかったもよう。
    【一淋/いちりん】現役の死神にしてうどんカフェの店員。元気が取り柄。
    【希子/きこ】主人公。高校1年生。もともと世話焼きタイプだが高校では友だちをつくらないことに決めた。
    【九嵐/くらん】死神を退職してうどん屋になった。なんとなくで運営していたが希子のアドバイスにしたがい店長となった。死神ダンスの名手で若い死神はだいたい彼のファンで復職を願っている。死神の仕事を邪魔している気もする。
    【事故】はっきりと描かれてはいないが溺れかけていた子どもを希子が救おうとするが自分が溺れかけ亜吉良がそれを救おうとし自分も溺れ意識不明の重体となったというような経緯らしい。希子と亜吉良は同時に子どもを救おうとしていたのかもしれない。ちなみに希子と亜吉良はクラスメートではあったがほとんど交流はなかったもよう。
    【しにう荘】死神うどんカフェの寮。古い住居を改築した。死神の「しに」とうどんの「う」でしにう荘。店員たちは広いリビングにたむろしていることが多い。
    【死神のダンス】人間が最後まで見てしまうと死を免れるのは難しいらしい。九嵐は死神のダンスの名手。
    【月太朗】ペンギン。よくしゃべる。元は人間だったらしい。
    【肉貸し】魂に肉体を貸して実体とする技。うどんカフェメンバーでは星海九嵐しかできない。
    【花園深海】→深海(ふかみ)
    【林田希子/はやしだ・きこ】→希子
    【半死人】死んでるとも生きてるとも言えない状態の人。
    【深海/ふかみ】現役の死神にしてうどんカフェの店員。おしゃれっぽくて服飾関係の専門学校の学生のようなタイプ。つり目でキツそうな見た目に反して物腰は優しく丁寧。
    【福富一淋/ふくとみ・いちりん】→一淋
    【星海九嵐/ほしみ・くらん】→九嵐
    【三田亜吉良/みた・あきら】→亜吉良

  • うどんとカフェオレって、合うのかな?
    釜玉食べたい。

  • タイトルが気になって読んでみた。希子の気持ちとか状況は重めだけど、キャラクターが明るくておもしろい。すらすら読めた。
    九嵐さんのつかめない感じと、深海さんと一淋の仲良しと、亜吉良のひょうひょうとした感じ。このお店に行ってぜひかまたまうどんとカフェオレを頼みたい。そしてペンギンの月太郎がかわいい…!最後に希子がぎゅっとしてる場面にとても癒された。

  • あらすじの内容の重さにそぐわないポップな雰囲気の本で、実際に明るく話が進んでいきます。
    死神うどんカフェという名前の奇妙さと、個性的な登場人物たち。
    なんと、とってもかわいいペンギンまで出てきます。

    希子ちゃんの変わっていく様子や、他のみんなとの関わりなど。
    死が関係しているだけあってシリアスな面もありながら、クスッとするような場面やきゅんとする場面もたくさんあるので、一時も目が離せません。

    気付いたら一気に六巻や番外編まで読んでしまっていました。

  • タイトルのインパクトと、イラストが好みだったので、図書館で借りてきた。
    ヤングアダルトコーナーにあったので、中高生向けに書かれたのかな。最近読書に対して食傷気味だったけど、難しいことを考えずに読めて面白かった。
    登場人物もみんなキャラが立っていて良い。
    個人的には深海くんの、見た目クールだけど、お化け屋敷が苦手というギャップにキュンときました(笑)

  • 設定と、元死神たちがお客さんの悪い運命を変えていくところが面白い。もっとこの人たちを人間と関わらせたい。そして、アキラくんが幸せになれたらいいと思う。

  • 死神のうどん、食べてみたいです。

  • さらさら読める。導入だけという印象で
    中途半端な終わり方だけど続刊があるのね。

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著者プロフィール

『ユリエルとグレン』で第48回講談社児童文学新人賞佳作、日本児童文学者協会新人賞受賞。おもな作品に「お面屋たまよし」シリーズ、「死神うどんカフェ1号店」シリーズ、『メイド イン 十四歳』(以上、講談社)『墓守りのレオ』(小学館)など。「少年Nの長い長い旅」(YA! ENTERTAINMENT)と「少年Nのいない世界」(講談社タイガ)両シリーズを同時刊行して話題となった。『拝啓 パンクスノットデッドさま』(くもん出版)で日本児童文学者協会賞を受賞。

「2023年 『化け之島初恋さがし三つ巴 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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