- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062705653
感想・レビュー・書評
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文体は読みやすいが、どう考えても子供向きではないと思う。とある洋館で起こった事件を読み解いていく話。建築探偵を読んでから読む方が何となくお得な気がする。
07/10/30詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
昭和の少女マンガっぽさが強い印象
魔女と呼ばれる絶世の美女とその子供の住まう古い洋館という舞台設定、終始人の内面に重点が置かれているストーリー
前半4分の3は、様々な人の口から語られる「魔女」、最後に答え合わせ
推理小説というより、少女小説という分類の方が個人的にはしっくりくる
普段あまり読まないタイプの本だったが、面白く読めた
ミステリと一言で言っても、作家さんによって本当に様々なタイプがあるもんだなと思った -
読了
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物語は三部構成。第一部では子供の視点から、第二部では信奉者たちの視点から描かれ、第三部では一同が集結して真相が明かされるという凝った造りになっています。
幻想的な雰囲気や、色んな人の証言によって都夜子の印象が変化し先が読めなくなる展開は良く出来ていると思いましたが、トリックは某海外古典作品に類似していますし、動機もあまり説得力を感じられず消化不良でした。 -
「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」と銘打たれたミステリーランドの一冊。洋館に住む魔女と呼ばれる美女が密室で死体となって発見される。同じ部屋には元婚約者がピストルを手に前後不覚になっていた。
魔女の子どもの回想から始まり、取り巻きたちへの取材証言と続き、その日にあったかも知れないこと、あったに違いないことが語られる。ミステリでのお馴染みのネタがふんだんに使われており、ミステリを読み慣れていれば気付く仕掛けも多いかも知れません。しかし、このシリーズはミステリの入口となるもの。曰くありげな館と女主人。仕掛けがいかにもありそうな文体。記憶喪失の少女、などなどの要素を面白く感じ、これがミステリの世界へと入り込むきっかけになればいいですね。 -
子供向き。もちろん大人もOKだけど
やはり先が読めてしまうレベル。 -
ある西洋館で起きた過去の殺人事件を、関係者の証言を集めた形で解き明かすミステリ。
話はすべて証言者の一人称ですすめられていくので、そういうのが苦手だと読みづらいです。
短い話ですので仕方ないのだと思いますが、オチが見えやすく、しっかりしたミステリを求める人には物足りなく感じると思います。
逆にさらっと読みたい人向けです。