- Amazon.co.jp ・本 (163ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062722469
作品紹介・あらすじ
アポロ宇宙船の月着陸実況中継の神業的同時通訳で一世を風靡した"名人"西山千が語る、とびっきりおもしろエピソード。92歳にして、お手本的発音の英語対談CD付き。
感想・レビュー・書評
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超ベテラン通訳者であるお二人の対談を書籍化。あくまでもお二人が話された内容なので、語られるお話は軽く、浅い。この本から何かを深く得ることはできない。しかし、浅いからこそ軽い気持ちで楽しく読める。「ゆで卵」や「善処します」をどのように表現したかというエピソードは面白い。そして、言語を習得するには「ハングリー精神」が最も大事で「名人ほど努力する」というお話には背筋が伸びる。
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アポロの月面着陸の生中継を同時通訳した西山千氏と、同じく同時通訳者の松本道弘氏の対談。
このような方々にも、数多くの失敗があったという話があり、少し身近に感じた。 -
対話方式で同時通訳の失敗談や面白い話について書いてある。ネイティブでも間違える前置詞の間違いや、バイリンガルではなくバイカルチャーであることが通訳するにあたってどう影響するかについて語られている。アメリカで育ち日本語よりも英語が得意だった西山氏が、来日して日本語をどう勉強したか、ということについても触れられていた。
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アポロ11号月面着陸の同時通訳者として名を馳せた西山千さんと、魅せられた弟子の松本道弘さんの対談集。
西山さんの謙虚さと、松本さんの豪気さ・素直さが伝わってきます。
松本さんはいささか失礼なところが垣間見られます 笑
(僕も含め)ミチヒロという名前の人には無礼者が多いのかな 笑
付属CDに収録されている西山さんの英語が超絶綺麗。こんなに話せるようになりたいものです。
書籍の内容は非常に面白いのですが、背景知識を知っていないとついてこられないだろう点が散見されるので、星3つ。
これを以て、そろそろ通訳本からは卒業しましょう。