花の都パリ「外交赤書」 (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062724418

作品紹介・あらすじ

お騒がせの異能官僚が大活躍。国会議員、官僚、外交官達の痴態全部書きます。トンデモ出張者の群れ。官僚機構の内側でしか見えない議員先生やお役人のトホホな実態。パリの風物も満載。

感想・レビュー・書評

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  • パリをめぐる、霞が関の官僚達のエピソード集。国際会議だとかは想像以上に大変なんだと実感。また、お堅い役人でもやっぱり人間だから、いろいろな人がいるんだなあと。筆者はいわゆる典型的な役人ではないと思うから、別の視点から同僚、上司、後輩を冷静に観察できたんだと思う。こういう人がどんな組織でも大切ですよね。

  • 著者は長野生まれで京大卒、国民民主党所属の衆議院議員。もと農水官僚。OECD日本政府代表部へ出向し、参事官としてパリ赴任した1991年からの3年間を中心にまとめた文章。少々オレの働きが鼻につくけど、まあ議員さんやしな。「先進国クラブ」じゃない、マルチ外交の現場が大変なのは良く伝わってきました。でも結局、フランス大使館との棲み分けがよく分からん。あと、悪く言う人は原則として(あくまで原則)仮名になっているので、「へえ〜あの人がねえ…」みたいなのはナシ。重原久美春とかね(笑)個人的には、あとがきでいきなり高坂正堯が出てきて、ビックリ(贔屓なんです)。そうか、京大か。

    同じマンションに居たべレゴボワ元首相とのエピソードが印象的。

  • [ 内容 ]
    お騒がせの異能官僚が大活躍。
    国会議員、官僚、外交官達の痴態全部書きます。
    トンデモ出張者の群れ。
    官僚機構の内側でしか見えない議員先生やお役人のトホホな実態。
    パリの風物も満載。

    [ 目次 ]
    第1章 パリ「大使館」の舞台裏
    第2章 大使バー&公邸パーティ
    第3章 トンデモ出張者の群れ
    第4章 ドタキャン大臣
    第5章 超高級ワインの夜
    第6章 本省の約束違反
    第7章 ナンバー2の「ハラキリ」
    第8章 首相も住んでいるアパート
    第9章 わが家の「持待メシ」三〇〇名
    第10章 困りに困ったフランス語
    終章 番外編「シアトルのなんでも屋」

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    [ 参考となる書評 ]

  • 農林水産省というのは国際派が少なかったようだ。
    英語は重要。
    1.どんなに下手でも英語で会議中に発言させる。
    2.公電案を書かせる。

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著者プロフィール

衆議院議員

「2019年 『日本農業の動き 201号 安倍農政改革を検証する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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