イギリス人アナリストだからわかった日本の「強み」「弱み」 (講談社+α新書)
- 講談社 (2015年6月23日発売)
本棚登録 : 377人
感想 : 41件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062728973
感想・レビュー・書評
-
20150816読了
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
下アナリストで、元伝統建築の社長という移植の経歴を持つ著者。
日本は特別でも突出しているわけでもない。
なるほど、そこはその通りかな。
キーワードを「面倒臭い」にもって言ったところも面白いが、面倒臭いことを避けるために、もっと面倒臭いこともあるわけで、なぜそっちを選択するのかはあまり考察してないようだった。
アナリストの視点、というのも面白いが、なんとなく、違和感は残ったな。 -
丁寧な言葉遣いで読みやすかった。そんなに丁寧で、謙遜しなくてもいいのにと思ってしまうほど。
デービッドさんの指摘は、共感や納得する部分は多い。なにより、わかりやすい数字的根拠を示してくれるので納得しやすい。
GDPは人口との関わりが深い、というのは確かだと思う。そりゃそうだ。
日本の強みは、他の文化を取り入れてアレンジすることではなく、足し算していく、というのも納得。とはいえ、近代、お城や寺を次々と壊した時期もありますが…
あとは、おもてなしを外国人に押し付ける、というのが新鮮でした。言われてみればそうかもしれない。
最近のおもてなしには私もなんだか納得できていなかったので、妙に腑に落ちました。
またここ最近の日本がすごい、という風潮は気持ちが悪いと思っていたので、勝てるところだけ見て判断するのは危険、というのに共感。