イギリス人アナリストだからわかった日本の「強み」「弱み」 (講談社+α新書)

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感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062728973

感想・レビュー・書評

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  • 20150816読了

  • 下アナリストで、元伝統建築の社長という移植の経歴を持つ著者。
    日本は特別でも突出しているわけでもない。
    なるほど、そこはその通りかな。
    キーワードを「面倒臭い」にもって言ったところも面白いが、面倒臭いことを避けるために、もっと面倒臭いこともあるわけで、なぜそっちを選択するのかはあまり考察してないようだった。
    アナリストの視点、というのも面白いが、なんとなく、違和感は残ったな。

  • 丁寧な言葉遣いで読みやすかった。そんなに丁寧で、謙遜しなくてもいいのにと思ってしまうほど。

    デービッドさんの指摘は、共感や納得する部分は多い。なにより、わかりやすい数字的根拠を示してくれるので納得しやすい。

    GDPは人口との関わりが深い、というのは確かだと思う。そりゃそうだ。

    日本の強みは、他の文化を取り入れてアレンジすることではなく、足し算していく、というのも納得。とはいえ、近代、お城や寺を次々と壊した時期もありますが…
    あとは、おもてなしを外国人に押し付ける、というのが新鮮でした。言われてみればそうかもしれない。
    最近のおもてなしには私もなんだか納得できていなかったので、妙に腑に落ちました。

    またここ最近の日本がすごい、という風潮は気持ちが悪いと思っていたので、勝てるところだけ見て判断するのは危険、というのに共感。

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著者プロフィール

デービッド・アトキンソン
小西美術工藝社社長
1965年イギリス生まれ。日本在住33年。オックスフォード大学「日本学」専攻。裏千家茶名「宗真」拝受。
1992年ゴールドマン・サックス入社。金融調査室長として日本の不良債権の実態を暴くレポートを発表し、注目を集める。2006年に共同出資者となるが、マネーゲームを達観するに至り2007年に退社。2009年創立300年余りの国宝・重要文化財の補修を手掛ける小西美術工藝社に入社、2011年同社会長兼社長に就任。2017年から日本政府観光局特別顧問、2020年から政府の「成長戦略会議」委員などを歴任。
『日本人の勝算』『デービッド・アトキンソン 新・観光立国論』(山本七平賞、不動産協会賞受賞)『新・生産性立国論』(いずれも東洋経済新報社)など著書多数。2016年に『財界』「経営者賞」、2017年に「日英協会賞」受賞。

「2023年 『給料の上げ方 日本人みんなで豊かになる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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