新装版・梅安最合傘 仕掛人・藤枝梅安(三) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062731379

作品紹介・あらすじ

行きつけの料亭「井筒」で梅安は、十年前、自分の命を救ってくれた浪人を見かけた。梅安に頼まれて後をつけた彦次郎は浪人が悪辣な辻斬りであることを知る。命の恩人の正体に苦悩する梅安だが、度重なる悪行に殺しの覚悟を決める。壮絶な死闘と人情の機微を余すところなく描き出す、梅安シリーズ第三弾。

感想・レビュー・書評

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  • 読み進んでくる人の期待を裏切らない。

  • 相変わらずどの話にも美味そうな料理が出てくる。
    素朴な味わいなのだろうが一度は食べてみたい品々。

    結構、仕掛けを頼まれなくても梅安、彦次郎の判断で人を殺していくんだなぁ。
    3巻目でもまだまだマンネリ化は全く感じられず面白い。

  • 『殺気』は、依頼仕事ではなく、梅安自ら「生かしちゃおけねぇ」と過去に捨て子をした女に偶然出会いなきものにしようとする。

    いつもの梅安の話とは異なり、これはこれでよかったような。

    今後も梅安のどんぐりのような小さな目が何を察知するのか楽しみです。

  • 梅安も彦次郎、それから十五郎も覚悟をもって仕掛をしている。それでも、読んでいて明るさがある。本当に面白い。

  • 2023.12.02
    文章のうまさに感嘆。53歳になって始めてこのシリーズを読んでいる。人間の複雑さに沁み入るものあり。

  • <目次>


    <内容>
    小杉さんも活躍するし、梅安先生は自分の判断で仕掛けをするし、音羽屋さんは死んだふりをするし、小林稔侍の梅安が見えています…

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    行きつけの料亭「井筒」で梅安は、十年前、自分の命を救ってくれた浪人を見かけた。梅安に頼まれて後をつけた彦次郎は浪人が悪辣な辻斬りであることを知る。命の恩人の正体に苦悩する梅安だが、度重なる悪行に殺しの覚悟を決める。壮絶な死闘と人情の機微を余すところなく描き出す、梅安シリーズ第三弾。

    令和5年5月29日~6月1日

  • 梅安と彦次郎の名コンビ。どんどん引き込まれて読んでしまう。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    行きつけの料亭「井筒」で梅安は、十年前、自分の命を救ってくれた浪人を見かけた。梅安に頼まれて後をつけた彦次郎は浪人が悪辣な辻斬りであることを知る。命の恩人の正体に苦悩する梅安だが、度重なる悪行に殺しの覚悟を決める。壮絶な死闘と人情の機微を余すところなく描き出す、梅安シリーズ第三弾。

  • 藤枝梅安シリーズ第三作。音羽の半右衛門が仕掛けの対象となる『梅安鰹飯』ほか6編。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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