新装版・梅安乱れ雲 仕掛人・藤枝梅安(五) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.91
  • (39)
  • (53)
  • (47)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 451
感想 : 28
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062731706

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シリーズ第五作。白子屋菊右衛門との対決が見もの。面白かった。白子屋の仕掛けに対する報酬は誰がいくら貰ったのだろう?

  •  剣客商売は18巻、鬼平犯科帳は24巻、仕掛人・藤枝梅安は7巻。池波正太郎 著「梅安乱れ雲」、シリーズ(五)、2001.6発行。短編「梅安雨隠れ」と長編「梅安乱れ雲」。「梅安乱れ雲」は、大坂の元締・白子屋菊右衛門vs江戸の元締・音羽半右衛門。菊右衛門vs仕掛針の梅安、吹矢の彦次郎、小杉十五郎。お互いに敵同士と知らず、梅安は腹痛の田島一之助を救助。田島は梅安を命の恩人と。この長編のテーマは「情けは人の為ならず」だと思います。梅安の危機を田島が2度救います! テンポもよく満足の読了です。

  • 大坂・白子屋から放たれた刺客・北山と田島の二人が東海道を江戸へ下る。梅安は、白子屋を斬ろうと東海道を上って行ったであろう小杉を追って藤枝宿までやって来た。ここで刺客の一人・田島と梅安が妙な出会いをしてしまい、これが後々梅安の命を救うことになるのだが……さらに白子屋が大坂から江戸へ下向する。もうこうなると上を下への大騒ぎの様相だ。梅安への別の刺客がおせき婆さんを傷つけたことから、梅安の怒りに火が付き、単身白子屋へ乗り込むが、音羽の元締が3年前から用意周到に準備した舞台が生かされることになった。たいしたものだ。

  • おもんさんに会いたい

  • おせき婆さんに危害が及んだ後の梅安さんの怒れる背中にしびれる。おせきさんもおもんさんも、メインのストーリーには係わってこないが心残りな存在感のあるキャラ。好きだなぁ。

  • ハードボイルド的なリズムが良く、一気に読了。残り2刊となり、読み終わるのが惜しい。

  • 最後のほうの緊張感!三人がそれぞれを思い遣って行動しているのがよくわかってよかった。田島さん切なかった。。おせき婆さん無事でよかった。。

  • 白子屋一味との壮絶な死闘!
    他の作品よりも緊張感がみなぎっている。
    なんといっても今回は田島。善と悪の彼岸の極地。

  • 白子屋がついに…。
    音羽の半右衛門がカッコいい。
    田島さんが切ない。

  • 読書完了日2012年06月01日。

全28件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池波正太郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×