新装版・梅安冬時雨 仕掛人・藤枝梅安(七) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062731935

作品紹介・あらすじ

白子屋一味との因縁は、やすやすとは切れない。知略に秀でた敵を倒すための梅安の秘策とは…。著者急逝により未完となった梅安シリーズの最終話。江戸の悪漢小説としても白眉のシリーズだけに惜しまれる作品。巻末に取材アルバムと梅安シリーズに関する著者インタビューをまとめた「梅安余話」を収録。

感想・レビュー・書評

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  • ▼「鰯雲」「師走の闇」「為斎・浅井新之助」「左の腕」「襲撃」

    ▼読了後かなり経っているので大分、忘れていますが…。

    5巻で殺した大物・白子屋の関係残党との闘いは終わったようで終わってない中、梅安さんは相棒たちと新しい家を建てる。一方でやっぱり殺し屋たちは襲ってくる。
    というところでチョンパっと・・・作者死去につき未完。

    基本はやはり5巻以降は「カムイ外伝・池波版」というテイストもあります。とはいえ、個人的にはとっても好きです。

    ▼このシリーズは恐らくこの先、2~3年に一度は再読してしまうのではないか・・・と思っていて、そういう意味では「鬼平」も「剣客」もそうですが、電子書籍で購入して正解だったな、と。何年経ってもモノとしての劣化はないですからね…。
    (でもひょっとして、図書館で借りて「紙書籍」で再読しちゃうかもですけれど)

  • あぁ、、、、こんなところで、、、、、、。

  • 池波正太郎先生が亡くなり、梅安も途中で終わってしまい絶筆。

    残念ではありますが、梅安シリーズ中盤から最初の悪の生々しさが消えて、何か梅安自体も年齢を重ねて変わってくる感じもそれはそれでよかったように思います。

    しかし、この中の『襲撃』で、危機一髪の梅安がみせた、反射神経には笑ってしまいました。ここまでの反射神経とは。 まさに、「このことである」。

    このフレーズもこれで終わりですね。残念です。

  • 2024.02.24
    何がすごいかというと未完の遺稿が発表される作家であること。
    読者、編集者など関係者にそれだけ待ち焦がれられて亡くなることが作家の唯一の目標ではなかろうか。

  • 作者がお亡くなりになって(絶筆)残念。梅安の家はどうなるのだろうか…意地悪な想像だけど、平尾あたりが付け火をしたりして…。そして、引退ができない。なんて。

  • <目次>


    <内容>
    池波正太郎の絶筆。話は終わっていない。筆が重い風に感じる。どんな決着を考えていたんだろう?
    付録の対談はなんかかみ合っていない…

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    白子屋一味との因縁は、やすやすとは切れない。知略に秀でた敵を倒すための梅安の秘策とは…。著者急逝により未完となった梅安シリーズの最終話。江戸の悪漢小説としても白眉のシリーズだけに惜しまれる作品。巻末に取材アルバムと梅安シリーズに関する著者インタビューをまとめた「梅安余話」を収録。

    令和5年7月5日~7日

  • 著者急逝により、未完となってしまい残念。これからドラマは大詰め、という感じになっていたのに。もっとよみたかった!

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    白子屋一味との因縁は、やすやすとは切れない。知略に秀でた敵を倒すための梅安の秘策とは…。著者急逝により未完となった梅安シリーズの最終話。江戸の悪漢小説としても白眉のシリーズだけに惜しまれる作品。巻末に取材アルバムと梅安シリーズに関する著者インタビューをまとめた「梅安余話」を収録。

  • キャラも固まって宿敵も出てこれからだというところでの絶筆。何と無く感触としては梅安という物語の起承転、の部分で終わってしまった感じがする。惜しい。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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