信長秀吉家康: 勝者の条件敗者の条件 (講談社文庫 つ 10-34)

著者 :
  • 講談社
3.40
  • (1)
  • (0)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 18
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062732499

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 三人を比較しているが、圧倒的に信長を賛美している。
    彼こそが、カエサルやナポレオンにも肩を並べうる天才であったというもの。
    家康なんかボロクソとまで行かないが、日本の美徳とされた真面目、勤勉、我慢強いなどの儒教的な特質は、家康が築いた封建制度に起因すると分析している。

    そもそも日本人の特質は自由活発、好奇心満点、独立精神旺盛であり、それは戦国時代を見れば分かるというもの。

    明治時代になって、その特質が再度表出したが、バブル以降またそのダイナミズムが失われた。

    出でよ、信長級のリーダーってなまとめだった。

  • 戦国武将について 解説している本。なかなかおもしろかったです。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。78年に『深重の海』で直木賞受賞。その後、織田信長を描いた『下天は夢か』がベストセラーになる。95年『夢のまた夢』で吉川英治文学賞、2005年菊池寛賞受賞。1997年に紫綬褒章を、2003年には旭日小綬章を受章。剣道三段、抜刀道五段で武術全般に造詣深く、剣豪小説をはじめとして多くの武道小説を執筆。2018年5月26日逝去。著書に『明治撃剣会』『柳生兵庫助』『薩南示現流』『雑賀六字の城』『修羅の剣』『大わらんじの男』『龍馬』など多数。

「2022年 『深淵の色は 佐川幸義伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

津本陽の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×