サナダから愛をこめて: 信じられない海外病のエトセトラ (講談社文庫 ふ 47-4)
- 講談社 (2001年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062733281
感想・レビュー・書評
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藤田ドクターの寄生虫と海外渡航時の病気に関するエッセイ。
ところどころ気持ち悪い内容も含むが、役に立つ内容だった。てか海外に行くのが怖くなってしまう。ま、そのための予防知識なんだろうけど。 -
「サナダから愛をこめて」5
著者 藤田紘一郎
出版 講談社文庫
p268より引用
“したがって、感染症にかかった場合には患者自身が、
その病気にどう対処したらよいか、
どこの病院の誰を訪ねればよいか、
などを日頃から考えておかなくてはならない、
ということになる。”
寄生虫学者である著者による、
寄生虫などによる感染症について書かれた一冊。
それらの中でも海外で罹るものを中心に、
著者の経験を交えた事例が数多く書かれています。
上記の引用は、
日本の医者の現状について書かれた項の中の一文。
かつては日本でも当たり前だった感染症が、
ほとんど見られなくなった為、
それらの知識を持った医師が少なくなってしまったそうです。
最近はまた感染症が増えているらしいので、
幅広い医学知識を持った医師も増えてほしいものです。
食事や性交渉等、
生きていれば逃げられない事で感染するものもおおいので、
若いうちに多くの人に読んでもらいたい一冊です。
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藤田先生の本を大分読んだからか、今まで読んだ本と大分重複する部分が出てきた。<br>
そのなかでも先生が海外(主に発展途上国)に行ったとき、また知り合いや名前(肩書き)を聞いて頼ってきた人々の体験談などが色々と盛り込まれている。<br>
寄生虫、ウイルス、細菌など、海外でかかる恐ろしい病気が色々と書かれており、興味深かった。<br>
また、先生ご自信が外国で強請にあった話やなんぱの失敗談、日本人観光客が犯してしまったルール違反など、病気のみならず色々なことを知ることができました!<br>
アジア旅行に行く前に是非読んでおきたい一冊。