サナダから愛をこめて: 信じられない海外病のエトセトラ (講談社文庫 ふ 47-4)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062733281

感想・レビュー・書評

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  • 寄生虫博士の藤田紘一郎さんの本。寄生虫にとどまらず、海外で日本人が拾ってくる病気を紹介。タイトルの「サナダから…」は当然サナダムシの事ですが、サナダムシも二種類あり、ダイエット薬に最適(?)な無鉤条虫とかかると確実に死に至る有鉤条虫がいるそうな。有鉤条虫は豚肉を介するそうなので要注意。イスラムが禁じたのも理解できます。

  • 藤田ドクターの寄生虫と海外渡航時の病気に関するエッセイ。
    ところどころ気持ち悪い内容も含むが、役に立つ内容だった。てか海外に行くのが怖くなってしまう。ま、そのための予防知識なんだろうけど。

  • 「サナダから愛をこめて」5

    著者 藤田紘一郎
    出版 講談社文庫

    p268より引用
    “したがって、感染症にかかった場合には患者自身が、
    その病気にどう対処したらよいか、
    どこの病院の誰を訪ねればよいか、
    などを日頃から考えておかなくてはならない、
    ということになる。”

    寄生虫学者である著者による、
    寄生虫などによる感染症について書かれた一冊。
    それらの中でも海外で罹るものを中心に、
    著者の経験を交えた事例が数多く書かれています。

    上記の引用は、
    日本の医者の現状について書かれた項の中の一文。
    かつては日本でも当たり前だった感染症が、
    ほとんど見られなくなった為、
    それらの知識を持った医師が少なくなってしまったそうです。
    最近はまた感染症が増えているらしいので、
    幅広い医学知識を持った医師も増えてほしいものです。
    食事や性交渉等、
    生きていれば逃げられない事で感染するものもおおいので、
    若いうちに多くの人に読んでもらいたい一冊です。

    ーーーーー

  • 藤田先生の本を大分読んだからか、今まで読んだ本と大分重複する部分が出てきた。<br>
    そのなかでも先生が海外(主に発展途上国)に行ったとき、また知り合いや名前(肩書き)を聞いて頼ってきた人々の体験談などが色々と盛り込まれている。<br>
    寄生虫、ウイルス、細菌など、海外でかかる恐ろしい病気が色々と書かれており、興味深かった。<br>
    また、先生ご自信が外国で強請にあった話やなんぱの失敗談、日本人観光客が犯してしまったルール違反など、病気のみならず色々なことを知ることができました!<br>
    アジア旅行に行く前に是非読んでおきたい一冊。

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著者プロフィール

東京医科歯科大学名誉教授 ・ 人間総合科学大学

「2010年 『未来コンパス 13歳からの大学授業』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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