江戸川乱歩賞全集(14)黄金流砂 焦茶色のパステル (講談社文庫)

制作 : 日本推理作家協会 
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  • Amazon.co.jp ・本 (832ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062735315

感想・レビュー・書評

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  • 焦茶色のパステルは、面白かった。
    とても読みやすかった。馬のDNAが、競走馬には、重要なのだなと。お母さん馬の呼び名は、肌馬というのか。岡嶋二人さんは、競馬馬がお好きなのですね。わたしは、全く興味なくて。

    黄金流砂は、高村先生が突然殺された。新聞記者の法願が高村先生の教え子の広瀬さんと、高村先生が盗んだ義経が息子忠衝に託していた黄金の在り処の手紙を解読すると、黄金の川が。エンディングが、アニメチックだった。映像で見てみたいと思いました。

  • 黄金流砂/中津文彦:第28回大賞受賞。1982年。
    今度は義経。ってか世に出たのは写楽の方が後だ。なぜ頼朝は平泉を滅ぼしたか。もそもそと読み進める。読み解いた古代の暗号から結集した犯人たちと新聞記者、刑事。銃を持った犯人に殺されそうになり、地震が起き、黄金流砂とともに流される。わー、ざー。
    書きたいのはミステリじゃなくて、藤原平泉。そもそも、ひとつのカラーの染まりたくないらしい。

    焦茶色のパステル/岡嶋二人:第28回大賞受賞。1982年。
    競馬。探偵役が女性二人だし、さくさく読める。結婚したけど別れたい香苗(夫殺される)、その友人のハイミス(当時の表現)仕事に生きる芙美子。
    一人が材料を提供し、もう一人が原稿にする二人作家。もうこのパートナーシップは解消したようだ。

  • 競馬評論家と牧場長が傍にいた馬母子と共に銃殺された。
    巻き添えで死んだと思われた評論家だが、
    数日前に彼と会った大学教授も殺されていた。
    なぜ?という競馬業界の勉強になる作品。

    しかしストーリーの重要な部分が、
    私の学生時代の専門分野だったため、
    割と初期に「おかしいはずなのに
    主人公がそこを不思議に思ってくれない」
    感でいっぱいだったんだ。

    でも真相は競馬オタクでない限り見抜けないと言えよう。

  • 江戸川乱歩賞
    (収録作品)「黄金流砂」中津文彦(1982/28回)/「焦茶色のパステル」岡嶋二人(1982/28回)

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著者プロフィール

作家

「2013年 『天明の密偵 小説・菅江真澄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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