幽霊刑事 (講談社文庫)

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  • 講談社 (2003年7月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (568ページ) / ISBN・EAN: 9784062737876

作品紹介・あらすじ

俺は神崎達也。職業、刑事。美人のフィアンセを残して無念にも射殺された……はずが幽霊に!? しかも犯人の上司が密室状況で何者かに殺されて……。いったい真犯人は誰なんだ! そして俺はどうなってしまうんだ! ミステリーとラブストーリーが融合、2001年度本格ミステリー・ベスト10入りの傑作。


究極のラブ&ミステリ

俺は神崎達也。職業、刑事。美人のフィアンセを残して無念にも射殺された……はずが幽霊に!?
しかも犯人の上司が密室状況で何者かに殺されて……。
いったい真犯人は誰なんだ! そして俺はどうなってしまうんだ!
ミステリーとラブストーリーが融合、2001年度本格ミステリー・ベスト10入りの傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 幽霊が主人公という設定に興味を惹かれます。

    更に、幽霊だからこそのいくつかの制約が、読んでいてとてももどかしく、主人公の孤独感がひしひしと伝わってきて、なんとも言えない気持ちになりました。

    ファンタジーや恋愛要素を加えたミステリなので、従来とは違った印象を受けるのですが、それでも小説としての面白さは変わりません。

    作者の地力を感じる一冊でした。
    また、このような作品を発表していただければと思います。

  • 物語の展開が二転三転して進んでは乱れる感じが面白いストーリーだった。
    元が犯人探しのイベントのための舞台劇であったことを考えると、わざとらしい解説もまた良しかな。

    恋愛部分のストーリーは、最後分かり切った顛末に涙。
    ミステリなのに可笑しくて、切なくて、かわいらしいお話。

  • 上司に殺害された刑事が、幽霊となってこの世に残ってしまい、自分を殺害した犯人を逮捕するために奮闘する。
    荒唐無稽な設定ですが、人物造形ができていて、楽しめます。
    推理小説としては、犯人の動機の点などちょっと物足りないところもありますが、フーダニットの点で、ちゃんと読者にフェアなヒントを出しているなど、ミステリーとしての体裁は維持されています。

    ラストで泣かされるとは思いませんでした。

  • 射殺されてしまった刑事の幽霊・俺。犯人は上司。そしてその上司までもが殺されてしまった。「青森のイタコ」を母親に持つ後輩刑事を相棒に真相を探る。ミステリも十分堪能しながらユーモアもありで一気に読める。合理主義者の婚約者へのもどかしい思いが切なかった。幽霊ものなので最後は切ない。泣けた。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/686898

  • 最後が切なかった。涙。
    殺された刑事が幽霊になって犯人を捕まえるという、下手したら超チープになりそうな設定だけど、一応ミステリーとして読めた。でもやっぱり細かいツッコミどころはあったな。

  • 面白かった。終わりの空白のページも、作者のこだわりが見えていて良かった。

    でも結構しょうもない理由で殺された主人公は気の毒すぎる。あとパートナーとして大活躍した平川との別れが結構雑で、彼の須磨子への恋心とかは触れないんだなぁと。あんなに頑張ったのにちょっと可哀想。

  • 上司に突然射殺されてしまった刑事の神崎。気づいたら幽霊に!誰にも気づいてもらえない彼が唯一認識してもらえ、会話もできたのが同僚の早川。イタコの血を引いている彼と、コンビで自分の事件の捜査を始めます。初期作品なので最初文章に少し違和感がありましたが、読み進めるごとに、本格の楽しさと、ラブストーリーの切なさがぐいぐいと沁み込んできました。黒幕等全く想像できませんでしたが、真相に到達すると綺麗に伏線が張られていたこともわかりますし、ラストの余韻も素晴らしいです。新装版発売をきっかけに積読を崩して良かったです。

  • 長かったけど三連休で読破。理由もわからず殺された刑事が幽霊となって戻ってくる…どこかで聞いたことがあるようなお話だけど、結構切ない。幽霊となり、孤独やいつか消えてしまうかもしれないという不安、または消えない不安、愛する女性に手も触れられない、それどころか存在すら信じない…その辺が丁寧に書いてありました。そして最後‼︎なんという切なさの極み。これも作品の一部なんですねぇ…はぁ…と泣けました。死後の世界ってどんななんだろ。それにしても犯人はわりとすぐにわかりましたf^_^;そこは別問題で。切ないです。

  • 主人公幽霊な時点でちょっとどうかな?(´・ω・`)って思ってたけど、読んでみたらちゃんと推理小説だったし、読みやすかった
    堅苦しい感じが苦手な人にはおすすめ

  • 婚約者が..と思ったら違った。

  • 俺は神崎達也。職業、刑事。美人のフィアンセを残して無念にも射殺された…はずが幽霊に!?しかも犯人の上司が密室状況で何者かに殺されて…。いったい真犯人は誰なんだ!そして俺はどうなってしまうんだ!

  • シリーズ化して欲しい。笑

    幽霊がきらきらしていて綺麗という表現がすごく気に入りました。

  • イベント用のストーリーが手直しされたもの、ということもあるのか、登場人物がさほど多くなく、状況もハッキリしているので、読みやすかった。
    でも、設定的に、やっぱちょっと荒唐無稽過ぎるかなー…
    子供向けのミステリとかならアリかなという気がする。

  • 最後、主人公が消えていく時の表現が、すごく印象に残っている。内容も読みやすかった。

  • 上司に殺された刑事が何故自分は殺されなくてはならなかったか?
    ・・・ということを死んで幽霊になってから推理していくというのが主ストーリーのお話。

    幽霊になって主人公が一番に行ったところは、自分の家。
    母親も妹も主人公に気付かなかった。
    次に主人公が行ったのは恋人のもと。
    恋人にも主人公の気配すら感じてもらえなかった。
    最後に職場に行った主人公は霊媒体質の後輩刑事に姿を目撃される。
    そして、ミステリー史上最高?のコンビが結成される。

    史上空前の異色コンビも時にはお互い思い違いをして、疑心暗鬼になったりもする。
    お互いに一番肝心なことを見落として推理していって、変な結論に達したりするあたりも面白い。

    最後に謎が解明されて思ったのは「やっぱそうか!」というのではなくって
    え?なんでそぉうなるの(©萩元欣一?)ちう感じだった。

    しかしこの本で一番面白いのは、主人公の恋人が
    幽霊とかそういうものを全く信じていなくて、すれちがうことだろうか?
    そして最後に訪れる別れの時・・・。こんなラストシーンは見たことがない。
    ジョン:ケーシーの名曲『4分33秒』がさぞ似合うことだろう。

    読み終わった後、恋愛小説が苦手な私でもなんだか胸が切なくなった。
    主人公が幽霊になったのは本当は、自分が殺された理由を探したいのではなくて
    恋人の自分に対する本当の気持ちを知りたかった(又は確かめたかった)のかもしれない。
    これぞまさに『本格純愛小説』だと心から納得してしまった。

    ■追記■
    この本は、1998年10月に大阪万博記念ホールで行われたイベント『熱血!日立 若者の王様Part9 推理トライアスロン』内で上演された推理劇『幽霊刑事』のために提供した原案を小説化したものらしいが、ぜひ上演されたものを見てみたかった。一度きりの上演を観た1500人の観客が羨ましい。

  • タイトル通りの本です。ただ、密室や不可思議な状況については、「それが真実なの?」と拍子抜けしたところもありました。幽霊が登場すると最初に幽霊の設定が入るところは、どの本も似ているように思います。
    ラスト4ページはジーンときました。

  • 面白かった。特に、神崎と早川のやり取りは微笑ましい部分が多かった。

  • 予想はしてたけど、最後は泣いたよー。

    けっこう長い話で、途中このエピソードは何のためにあるんだろうとか思ってたけど、
    読み終えてみたら無駄な話は一つもない。
    全部、あれはこのためにあったのか!と後からわかる瞬間が楽しい。

    幽霊になった神崎刑事が、唯一自分の姿が見える早川刑事と共に、自分が殺された事件の謎を追う話。
    この、早川くんがとてもいいキャラだった。
    彼が出てくると、ほんわかするw

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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