夢・出逢い・魔性 (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062738064

感想・レビュー・書評

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  • 今度の舞台は東京。
    テレビデビューでワクワクしているところに事件発生!
    超個性派な人たちの会話が面白く、テンポよく読めた。

    最後の最後にびっくりな事実がさらっと出てきて驚いた。
    言われてみたら確かに伏線張ってあった…うーん、さすがです。
    そしてタイトルの言葉遊びも森博嗣先生らしい。

  • 面白い。
    本編はいつもどおりの安定した面白さ。今回は、余談というかアクセントというかちょっとした小業が効いていて、まんまとハマりました。

  • Vシリーズ4冊目。
    れんちゃん大活躍の回でしたね。

    いやー正直な話今回はストーリー見切ったと思ったんですよ。
    実際稲沢さん出てきた時にすぐに分かったんですよ、あぁこれはわざと隠してるなって。
    でもそこに気付いたが故に引っかかりましたね……悔しい!!!
    最初の方でもうこれは見切ったわー余裕だわーとか思ってた自分恥ずかしい!見事にミスリードに引っかかってるよ(いやここがミスリードだったのかは分からないのだけれど)!!!
    まだまだ精進しなければいけませんね、やはり慢心は良くない。
    そして今回の犯人怖すぎる。
    怖すぎるんだけど現実の世界にいないと言いきれないのがまた何とも……いやきっといるんだろうなぁこういう人……。

    Vシリーズは何だかんだで人間の複雑さとかそういうのを書いているのかな?と何となく思っているのですが(実際登場人物達の性格とか人間関係とか前作に比べると複雑だと思うし)、今回の話は特にそれが際立ってる気がしますね。
    自分の中には様々な考え方をする別の自分が沢山いて、その時その時に丁度いい自分が表れているのかもしれない。
    そしてそれが行き過ぎたり暴走すると今回の犯人のようになるのかもしれない。

    うーん
    人間って難しい。

  • 再読。今作は舞台がいつもの那古野ではなく東京、しかもテレビ局がメイン。事件自体はそこまで派手ではないものの、相変わらず各所に散りばめられた小さな謎が積もり積もって大きな壁になっている。今回の犯人の動機が個人的にはめっちゃ好み。

  • Vシリーズ第4弾。今回はテレビ局が舞台の密室殺人。夢や幽霊などがひとつのモチーフとして使われていて人の心の不安や傷を映し出しているよう。犯人の告白が散りばめられていたり、紅子や保呂草たちのやりとりも読みどころ。推理や結末もなかなか良かったしVシリーズでは今のところこの作品が好き。

  • Vシリーズ4作目
    楽しく読ませていただきました。
    解説にもあったように、森博嗣さんは深く思いテーマを明るく前向きに描き出す。楽しめる読み物の完成度を高めつつ、その中でさり気なく訴えかけるというところが、僕が森先生の作品が大好きな理由かもしれない。疲れた時とか読むと癒される。

  • Vシリーズ第四弾。
    学生クイズ?番組に出演することになった、
    紫子と練無、そして紅子。

    番組プロデューサーが殺される。
    何か事情を知っていそうなアイドルは練無と姿を消す。

    犯人と動機はとても意外でした。
    毎回わかった試しのない私ですが。苦笑

  • 220209*読了
    クイズ番組の収録が舞台なのがおもしろかった。
    そりゃ、あの3人だとキャラが濃すぎるから、TV局のプロデューサーも注目するよなぁ。
    これもまた、犯人が…。え?それもあり?となる。ええ、ありなのです。

  • N放送のプロデューサーが局内で殺される事件が発生。被害者は20年前に死んだ恋人の夢におびえていたという。一方、番組収録のためにN放送にいた小鳥遊練無は事件に関係するアイドルの少女と行方不明に。瀬在丸紅子の推理がTV局内で起きた事件の謎を明かしていきます。
    Vシリーズ第4作。

  • Vシリーズ第4弾。タイトルがトリプルミーニングなところがお気に入り。

著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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