- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062751988
作品紹介・あらすじ
痛快無比な新ヒーロー 剛腕と才気で江戸を守る
傲岸不遜、腕が立ち頭も切れ、22歳の若さで火盗改(かとうあらため)与力を務める近藤重蔵。付け火の予告に拵え角力(ずもう)、葵御紋の怪盗一味。寛政の江戸を跋扈(ばっこ)する悪党どもに、江戸の奇傑・重蔵が立ち向かう。十手替わりの赤い鞭が唸り、冴え渡る推理で怪事件を解決。痛快無比、大評判の傑作時代小説「重蔵始末」シリーズ第2作。
感想・レビュー・書評
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21才の重蔵は相変わらず傲岸不遜の言動。
主人公に面白味が無いと、サクサク読み進めが難しくなる。表題の「じぶくり」とは下世話に屁理屈を捏ねたり、ぐずぐず文句を言ったりすることとか。店先で喧嘩の芝居をして騒ぎを起こし、どさくさに紛れて店内から盗む話しだった。
wikiなどで見ると、借りた金を返さないとか、息子の罪に連坐したとか、不遇な晩年を送ったようだ。巻末の解説では、作者は重蔵の最後まで書く予定で超大作を目指すとのこと。纏めて4冊購入したので、あと2冊は読もう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ第一作「重蔵始末」を読んでからかなりの時を経て二作目を読んだ。一作目の記憶が薄いのだが、二作目を読むと次に読み進みたくなる。読んだときの環境や年齢で作品の印象や面白さの基準が変わってくるのかもしれない。逢坂剛は、時代ものについては池波正太郎を意識して書かれているようだが、簡潔な文章や展開の早さは確かに似たものを感じる。一方、情実の面では、ドライな感じを受ける。
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(1)は面白いが、(2)(3)はダメ。
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重蔵がふてぶてしいので好感が持てない。内容もよく覚えていない。このシリーズはユーモアもあまりなくつまらない。