坂の上のμ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756662

感想・レビュー・書評

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  • 中学の頃、模試で表題作の一部分が小説の問題として出ました。
    ぼくらも小さな原子みたいなものだ みたいな文章に引きこまれて受験終わったら読みたいと思ってたので入試後すぐに読んだ記憶があります。

  • 野球の要素は味付け程度に描かれている短編集。表題作が一番惹きつけられた。

  • おじさんになったからこそわかる青春小説です。

    いくつになっても大事な部分は青春時代にあるものです。

    人生の根っこですね。

  • 小学生の頃公文の国語の問題として出題されており、全文読みたくなって購入した本。本棚の奥にあったのを引っ張り出して読み直してみた。野球を通じて3人の少年と1人の少女にうまれた絆、4人のまっすぐな心を簡単に打ち砕く社会、それでも絶対に負けちゃいけない。うまく表現できないが、哀しいストーリーのようでありながら最後に希望を与えてくれる話だった。『坂の上のμ』読んだ後だと非常にしっくりくる題名である。

  • 野球に関連する様々な物語が描かれているが、いいなと思う話がなかった。
    ワンパターンにならないところはさすが。

  • P255

  • 切なさを抱えて生きている人々の姿が、なぜか心を温かくする話である。

  • 伊集院さんはすごくすごく野球が好きなんですね。
    人間模様がおもしろいです。

    でも読んでくうちに「ん?これ読んだよ??」ってのが
    何作かあって、出版社さんにうまいことヤラれた気分でした。
    いろんな作品に収録済みの中から
    野球モノを集めたんですね、これ。

    それ、もっと帯とかに書いて欲しい。

    .

  • 野球をモチーフにし、年齢を重ねた男達の絆、少年たちと少女の絆、女性の恋心が上手く描かれています。著者の野球愛が伝わってくる短編集です。


  • 野球から繋がる人の心、絆が生まれる。

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著者プロフィール

1950年山口県生まれ。’81年短編小説「皐月」でデビュー。’91年『乳房』で吉川英治文学新人賞、’92年『受け月』で直木賞、’94年『機関車先生』で柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で吉川英治文学賞、’14年『ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石』で司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞する。’16年紫綬褒章を受章。著書に『三年坂』『白秋』『海峡』『春雷』『岬へ』『駅までの道をおしえて』『ぼくのボールが君に届けば』『いねむり先生』、『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』『いとまの雪 新説忠臣蔵・ひとりの家老の生涯』、エッセイ集『大人のカタチを語ろう』「大人の流儀」シリーズなどがある。

「2023年 『ミチクサ先生(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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